四軸座標 W CC.TT.AA.UU
W100は、あらゆる知識に8桁の「住所」を与える分類法です。分野(CC・100)×主題(TT・100)×観点(AA・10)×細分(UU・100)の四軸で、ひとつの知識単位を一意の座標に置きます。
分野100 × 主題100 × 細分100で100万の区画。観点AAはそれらを横から切る独立のフィルタで、既定値は0(基礎)です。
出典: 『W100知識分類法 共通試験法[分類表・逐条解説]』(2025年12月・296頁)
TT主題の十の位帯 — どの分野でも同じ骨組み
各分野の100主題は、十の位で10の帯に揃えられています。この帯構造は全100分野で共通なので、初めて訪れる分野でも同じ地図の読み方が通用します。
| 帯 | 内容 |
|---|---|
| 00–09 | 基礎・定義 |
| 10–19 | 理論・分類 |
| 20–29 | 歴史・変遷 |
| 30–39 | 制度・ガバナンス |
| 40–49 | 設計・方法論 |
| 50–59 | 実務・運用 |
| 60–69 | 事例・応用 |
| 70–79 | データ・評価 |
| 80–89 | 教育・普及 |
| 90–99 | 未来・退避 |
例えば「歴史を知りたければどの分野でも20番台へ」「制度を知りたければ30番台へ」と、番号がそのまま案内になります。
AA観点 — 主題を横から切る10の視点
同じ主題でも「定義を知りたい」「法令を知りたい」「データを見たい」では必要な知識が違います。AAはその違いを1桁で表します。
| AA | 観点 | 内容 |
|---|---|---|
| 0 | 基礎 | 定義・前提 |
| 1 | 理論 | 理論構造・モデル |
| 2 | 歴史 | 歴史的変遷 |
| 3 | 制度 | 法令・組織 |
| 4 | 設計 | 企画・アーキテクチャ |
| 5 | 実務 | 運用・手続 |
| 6 | 事例 | 比較・適用 |
| 7 | 統計 | データ・指標 |
| 8 | 教育 | 学習・普及 |
| 9 | 総説 | 俯瞰・整理 |
UU細分の席次 — 利用頻度という思想
主題の中の100区画は、保管順ではなく利用される順に並びます。
- UU00 — 基礎固定。その主題の概要が必ず置かれます
- UU01–98 — 現役領域。利用頻度の高い順に席が与えられます
- UU99 — 退避。古典・未分類の置き場所(archive表示)
図書館の書架が「よく使う本ほど手前」に並ぶように、W100の区画は知識の生きた使われ方を映します。
系譜 — 十進分類から百進四軸へ
NDC(日本十進分類法)やUDC(国際十進分類法)は、図書に棚の住所を与えてきました。W100はこの伝統を百進×四軸に拡張し、図書だけでなく、試験の問い・法令・研究・サービスの機能まで、あらゆる知識の単位に住所を与えることを狙います。
理論の全文は 『W100知識分類法 共通試験法[分類表・逐条解説]』(2025年12月・296頁) に収められています。