W100 IDE とは
ポータルは読む場所、IDE は進める場所です。ポータルの分野・主題ページで全体を読み、IDE では同じ座標を開いて、学んだこと・調べたことを記録しながら進めます。
- 開き方 — ポータルの分野・主題ページにある「IDEで開く」、または /ide/ を直接開きます。上の欄に座標(例 55.01.03)や語を入れても開けます。
- 記録の置き場所 — 記録はあなたのブラウザの中だけに保存され、どこにも送られません。登録もログインも要りません。
- 二つの使い方 — 上の「学習/研究」で右の記録欄が切り替わります。同じ座標の記録なので、いつでも行き来できます。
画面の見方
| 場所 | できること |
|---|---|
| 上のバー | 学習/研究の切り替え、座標や語で開く欄(⌘K または /)、HIME ID の表示、記録の書き出し・読み込み、明暗の切り替え(◐) |
| 左の列 | 目録(100分野 → 主題 → 区画)/テーマ(座標の束)/論点(何が問題か)/窓(HIME のほかのサービス)/記録(書いた座標の一覧・着想・学修カルテ) |
| 中央 | 開いた分野・主題・区画・テーマ・論点がタブで並びます。目録をたどるだけのタブは斜体で、次に開いたもので置き換わります(ダブルクリックか記録で固定) |
| 右の列 | その座標の記録欄。一番上に、もう一方(学習⇄研究)の要約と「研究で開く/学習で開く」が出ます |
| 下の帯 | いまのモードと、記録・テーマ・論点の数 |
座標の書き方
| 書き方 | 意味 |
|---|---|
| 55 | 分野(CC)— 人工知能・機械学習 |
| 55.01 | 主題(TT) |
| 55.01.03 | 区画(UU)。IDE の記録はこの形で付きます |
| 55.01.31.03 | 観点(AA)つきの正式な四層。AA は十の位=レンズ(0 基礎〜9 総説)× 一の位=フェーズ(0 定義・前提〜9 俯瞰・整理)で、例の 31 は「制度×理論構造・モデル」。記録に観点を付けたときだけ、この形で表示・書き出しします |
| w100:55.01.--.03@2026-09-26 | 共通参照 ID。ほかの HIME のサービスと座標を指し合うための書き方で、枠は必ず四つ(無い枠は --)、@ の後ろは目録の版です |
学習の進め方
- 入口を選ぶ — 分野を開くと「〜したいとき」(著書のユースケースガイド)が出ます。したいことの横の座標を押すと、その区画が開き、ガイドが示す観点(AA)も案内されます。
- 読む — 区画の記述を読み、「ポータルで読む」で前後の区画も確かめます。分野によっては「読むもの・調べ方」(文献棚)があります。区画の記述には AI 補助が含まれるので、確かな知識にするときは原典に当たります。
- 状態を付ける — 右の欄で「未着手・学習中・理解した・復習する」を選び、目標段階と自己評価を付けます。段階は点数ではありません。自己評価は認定ではありません。
- ノートを書く — 要点や分からなかったこと。分からなかった一文は「選んだ一文を調べたい問いにする」で研究の側へ送れます。
- 確認に向けて準備する — 成果物(報告書・制作物・実験記録など)、口頭確認の説明の要点と想定質問、実演の手順を書きます。HIME ID でログインすると、説明の練習を録音して聞き返せます(録音はこの端末の中だけ)。
- まとめる — 座標をテーマに束ねると、進み具合が一覧でき、学修カルテで100分野のどこまで進んだかが見えます。
共通到達度認定の形は、共通試験法案(私案・未成立)の本則によります。認定は成果物の審査と口頭確認により、実演は技能・安全・倫理に関わるときや本人の確認に要るときに求められ(第13条)、集団一斉の試験は行いません(第17条)。段階は数値で表示しないのが標準で、段階の名称は告示で定める事項です(第11条)。A1〜D2 はその呼び方の案です。
研究の進め方
- 問いを書く — 上で「研究」を選び、「調べたい問い」を書きます。
- 論点を立てる — 「何が問題なのか」を論点として作り、座標に割り付けます。一つの論点は複数の座標に割り付けられます(テーマの座標をまとめて割り付けることもできます)。
- 立場を並べる — 論点の画面の右で、A説・B説のように立場を足します。退ける立場も消さずに、理由を付けて残します。
- 資料を集める — 資料名・著者・年・URL と、要約しない原文の引用を書き、どの立場を支える/反するか、または論点の事実かを選びます。
- 探した記録を残す — どこを・何で・いつ・何件探したか。0 件も記録です。「未調査」(まだ調べていない)と「証拠が足りない」(調べたうえで足りない)は別の状態です。
- 確かめる — 原典に当たったら「原典で確認した」を押します。確認済・未確認・AI推定は、別々に数えます。
- 見渡す — 論点の画面(論点の一枚)で、立場ごとの資料・論点の事実・探したが無かった・未調査の座標を並べて見ます。
- 次へ渡す — 「HIME IDE へ昇格(書き出し)」で、制度設計の場(HIME IDE)の論点マップと同じ様式のファイルを書き出します。送られることはなく、置くかどうかは人が決めます。
学習と研究の行き来
| どこから | どこへ | 押すもの |
|---|---|---|
| 学習のノートの一文 | 研究の「調べたい問い」 | 選んだ一文を調べたい問いにする |
| 研究の論点 | 学習の口頭確認の想定質問(「論点から」の印) | 論点の横の「想定質問へ」 |
| 研究で確認済にした資料 | 学習の「読むもの」 | (自動で出ます。未確認・AI推定は出ません) |
| 文献棚の資料 | 研究の資料(未確認として) | 研究の資料に加える |
| ガイドが示す観点 | 記録の観点(AA) | この観点を記録に付ける |
窓 — HIME のほかのサービスを横に開く
HIME ID でログインすると、左の列の「窓」や区画の「HIME のほかの場所」から、ほかのサービスを座標の横に開けます。座標を読みながら、Connect で質問したり、Broadcasting で講義を見たりできます。
| 窓 | できること |
|---|---|
| 座標のタイムライン | Connect で、この座標のタグ(例 #w100_55_01_xx_03)が付いた投稿を並べます |
| 勉強会の通話 | Connect の会議室。区画を読みながら話せます(IDE は録音も記録もしません) |
| Search | 開いている区画の名前で検索した状態で開きます(渡すのは公開されている目録の語だけ) |
| Connect | コミュニティ・授業やゼミの場・通話 |
| Broadcasting | 講義・番組を見る(座標での絞り込みはまだありません) |
| HIME IDE | 制度設計の卓。昇格案のファイルはこちらで置いて使います |
| Music | 音源を聴く |
| Cabinet | 窓にはできません(Cabinet が埋め込みを許していないため、別のタブで開きます) |
- 窓の中は、そのサービスそのものです。IDE の記録は窓へ渡しません。
- 窓の中で書いたものは、そのサービスの公開範囲に従います。Connect の投稿にはメンバー限定の範囲がありません。
- 座標を移っても窓は開いたままです。「別のタブで ↗」で大きく開けます。
Connect とつなぐ — 座標で集まって話す
- 座標タグ — 区画の「HIME のほかの場所」で #w100_55_01_xx_03 のようなタグをコピーできます。Connect の投稿に貼ると、その座標のタイムラインに並びます。枠は必ず四つで、無い枠は xx、観点(AA)を付けた記録では #w100_55_01_31_03 になります。
- テーマとコミュニティ — テーマの設定に Connect のコミュニティのページの URL を貼って「結ぶ」と、テーマの画面から「コミュニティを窓で開く」が使えます。授業・ゼミ・研究会の場をテーマごとに持てます。結んだことはこの端末の中にだけ残ります。
- 自分の学びのタイムライン — テーマの画面の下に、そのテーマの座標で足した資料・確認・探した記録・成果物・想定質問などが新しい順に並びます。この端末の記録から作っていて、どこにも送りません。
- ご注意 — いまの Connect は、タグのタイムラインで投稿の公開範囲(フォロワー限定など)を区別していません。限定のつもりの投稿でもタグを付けると見えるので、授業での利用は Connect 側の修正の後にしてください。
AI に頼むとき(ブリーフ)
IDE から AI を呼ぶことはありません。「AIに調べてもらう」「確認の問いと課題の案をAIに頼む」を押すと、AI に渡す一枚(ブリーフ)ができます。
- コピーして渡す — 使っている AI(どれでもかまいません)に貼り付けます。ブリーフには「起案として返す・引用は原文のまま・見つからなければどこを何件探したか書く・判定や採点はしない」などの約束が入っています。
- 返答を貼り戻す — 返答をそのまま貼って「読み取る」を押すと、取り込める候補が項目ごとに出ます。形の崩れた項目やブリーフに無い座標・論点は、理由つきで弾かれます。
- 一件ずつ取り込む — 取り込んだ資料は AI推定 として付きます。原典で確かめるまで前提にしないでください。返答の原文は、取り込むかどうかに関わらず記録に残ります。
書き出し — 何が入り、何が入らないか
| 書き出し | どこから | 入るもの | 入らないもの |
|---|---|---|---|
| 記録全体(JSON) | 上のバー「書き出し」 | すべての記録・テーマ・論点・着想(別の端末へ運ぶ控え) | 練習の録音 |
| 記録(Markdown) | テーマ | 座標ごとの状態・問い・論点・資料・探した記録・メモ・ノート | 録音 |
| 提出用パッケージ | テーマ | 「提出に含める」を付けた成果物・説明の要点・実演の手順と、申請を考えている段階 | ノート・自己評価・想定質問・課題案・AI の返答・録音 |
| シラバス | テーマ | 主題を章、区画を項目にした章立て(教える側向け) | 個人の記録 |
| 昇格案 | 論点 | 論点・立場・資料(確度つき)・探したが無かった・未調査の座標 | 学習の記録 |
| ブリーフ(.md) | ブリーフ | AI に渡す一枚 | ノート・個人の事情 |
提出用パッケージは、共通試験法案 第12条の申請に添える資料を本人が選ぶための下書きです。学修台帳(第24条)は認定機関が備えるもので、この書き出しとは別物です。
記録とプライバシー
- 記録はこのブラウザの保存領域に、練習の録音はブラウザの別の保存領域にだけ置かれます。ブラウザのデータを消す・プライベートウィンドウで開く・別の端末で開くと見えません。大事な記録は「書き出し」で控えを取ってください。
- HIME ID の表示は、HIME のアカウントにログイン状態を尋ねているだけです。記録は送っていません。
- IDE から Connect への自動の共有と Cabinet への提出は、学習者の記録をサーバーに置くことになるため、まだ開いていません(準備中)。窓の中で自分で書き込むことはできますが、そのサービスの公開範囲に従います。
よくある質問
- 記録が消えた — 別のブラウザ・端末・プライベートウィンドウではありませんか。控えの JSON があれば「読み込み」で戻せます(同じ座標は新しい方が残ります)。
- 「未記述の区画」とは — まだ記述の無い区画です。IDE は中身を作らず、数だけ示します。記録を付けることはできます。
- 「未調査」と「証拠が足りない」の違い — 前者はまだ調べていない、後者は調べたうえで足りなかった、です。混ぜないために別の状態にしています。
- 自己評価をしたら認定されるか — されません。自己評価と提出用パッケージは本人の準備で、認定は認定機関が行うものです。