W 55.02

データと特徴量の基礎

100 区画
  1. 00

    データと特徴量の基礎 — 概要

    機械学習の土台となるデータ収集・前処理・特徴量設計・品質管理を体系的に学ぶ入門ガイド

  2. 01

    データの種類と構造 — 構造化・半構造化・非構造化の区分

    表形式、テキスト、画像、音声、時系列、グラフ、JSON/XMLなど各データ形態の特性と扱い

  3. 02

    データ収集 — 調査・センサー・ログからの取得設計

    アンケート調査、実験計画、センサー計測、行動ログ、API取得など収集手段と設計上の注意

  4. 03

    公開データセット — 研究用ベンチマークと入手経路

    MNIST、CIFAR-10、ImageNet、Iris、UCIリポジトリ、Kaggleなど代表的データセット

  5. 04

    探索的データ分析(EDA) — 分布と関係性の初期把握

    要約統計、分布確認、欠損・外れ値の点検、仮説発見までの探索手順とツール活用

  6. 05

    記述統計の基礎 — 平均・分散・分位点による要約

    平均、中央値、最頻値、分散、標準偏差、歪度、尖度、分位点によるデータ要約の基本

  7. 06

    データ可視化 — 分布・関係・時系列を図で捉える

    ヒストグラム、散布図、箱ひげ図、ヒートマップ、折れ線グラフの使い分けと読み方

  8. 07

    相関分析 — 変数間の関連を測る指標群

    ピアソン相関、スピアマン順位相関、相互情報量、擬似相関と因果の混同への注意

  9. 08

    サンプリング — 無作為抽出と層化抽出の設計

    単純無作為抽出、層化抽出、系統抽出、ブートストラップ、標本の代表性と偏りの評価

  10. 09

    データクリーニング — 誤記・表記揺れ・型不整合の修正

    表記揺れ統一、単位換算、型変換、範囲チェック、正規表現による整形と検証の実務

  11. 10

    欠損値のメカニズム — MCAR・MAR・MNARの区別

    完全ランダム欠損、条件付きランダム欠損、非ランダム欠損の分類と分析方針への影響

  12. 11

    欠損値補完 — 単一代入と多重代入の手法

    平均値・中央値補完、回帰補完、k近傍補完、多重代入法、欠損フラグ特徴の追加

  13. 12

    外れ値検出 — 統計的手法と密度ベース法

    Zスコア、IQR基準、マハラノビス距離、LOF、Isolation Forestによる異常検知

  14. 13

    重複検出と名寄せ — レコード連結・エンティティ解決

    完全一致・曖昧一致による重複排除、編集距離、レコードリンケージ、名寄せキー設計

  15. 14

    ノイズとラベルノイズ — 誤ラベルの影響と対処

    計測ノイズ、誤ラベルの混入率推定、信頼度に基づく除去・修正、頑健な損失関数の利用

  16. 15

    正規化と標準化 — Min-Max・Zスコア変換

    Min-Maxスケーリング、Zスコア標準化、ロバストスケーリング、適用範囲と使い分け

  17. 16

    非線形変換 — 対数・べき乗・分位点変換

    対数変換、平方根変換、Box-Cox変換、Yeo-Johnson変換、分位点変換による分布補正

  18. 17

    離散化・ビニング — 連続値の区間分割

    等幅ビニング、等頻度ビニング、決定木ベース分割、離散化が解釈性と精度に与える影響

  19. 18

    カテゴリ変数の符号化 — one-hot・ラベル・順序符号化

    one-hotエンコーディング、ラベル符号化、順序尺度の扱い、ダミー変数の多重共線性

  20. 19

    ターゲットエンコーディング — 目的変数統計による符号化

    カテゴリごとの目的変数平均の利用、平滑化、交差検証内での計算、リーク防止の作法

  21. 20

    高カーディナリティ特徴 — 多水準カテゴリの圧縮表現

    頻度符号化、希少カテゴリ統合、ハッシュトリック、埋め込み層による低次元表現化

  22. 21

    特徴量交差 — 交互作用項と多項式特徴の生成

    特徴の掛け合わせ、多項式特徴、比率・差分特徴、組合せ爆発と正則化による制御

  23. 22

    日付時刻特徴 — 周期性と経過時間の抽出

    年月日・曜日・時間帯の分解、祝日フラグ、周期の三角関数表現、経過日数の算出

  24. 23

    時系列特徴量 — ラグ・移動統計・窓集計

    ラグ特徴、移動平均・移動分散、指数平滑、ローリング窓集計、季節性・トレンド分解

  25. 24

    地理空間特徴 — 位置情報からの特徴設計

    緯度経度、距離計算、メッシュ・行政区画への集約、近傍施設数などの空間集計特徴

  26. 25

    テキスト前処理 — トークン化・正規化・ストップワード

    トークン化、小文字化、ステミング、レンマ化、形態素解析、ストップワード除去

  27. 26

    Bag-of-WordsとTF-IDF — 疎ベクトルによる文書表現

    単語頻度ベクトル、TF-IDF重み付け、文書間類似度、語彙構築と次元の管理

  28. 27

    n-gramと文字特徴 — 局所的な語列パターンの利用

    単語n-gram、文字n-gram、言語判定・スパム検出への応用、次元増大への対策

  29. 28

    単語埋め込み — 分散表現による意味の数値化

    Word2Vec、GloVe、fastText、類似語演算、事前学習ベクトルの転用と限界

  30. 29

    画像データの前処理 — リサイズ・正規化・色空間

    リサイズ、切り抜き、画素値正規化、RGB/HSV/グレースケール変換、チャネル順序の扱い

  31. 30

    古典的画像特徴 — 深層学習以前の手設計特徴

    SIFT、HOG、エッジ検出、色ヒストグラム、テクスチャ特徴と物体認識への応用

  32. 31

    音声特徴量 — スペクトログラムとMFCC

    短時間フーリエ変換、スペクトログラム、メル尺度、MFCC、ピッチ・エネルギー特徴

  33. 32

    データ拡張 — 変形とノイズ付加による水増し

    回転・反転・切り抜き、色調変換、ノイズ付加、Mixup、テキスト・音声への拡張適用

  34. 33

    特徴選択の枠組み — フィルタ・ラッパー・組込み法

    三つのアプローチの比較、計算コストと精度のトレードオフ、選択結果の安定性評価

  35. 34

    フィルタ法 — 統計量に基づく特徴の絞り込み

    分散閾値、カイ二乗検定、相関係数、相互情報量、ANOVAによる単変量スクリーニング

  36. 35

    ラッパー法 — モデル性能で探索する特徴選択

    前向き選択、後ろ向き消去、再帰的特徴消去(RFE)、探索コストと過学習リスク

  37. 36

    組込み法 — 学習過程に統合された特徴選択

    L1正則化(Lasso)による係数の疎化、Elastic Net、決定木・勾配ブースティングの重要度

  38. 37

    特徴量重要度 — 寄与度の測定と解釈

    permutation importance、SHAP値、部分依存プロット、重要度解釈の落とし穴

  39. 38

    主成分分析(PCA) — 分散最大化による次元削減

    固有値分解、寄与率、主成分の解釈、白色化、標準化の前処理としての位置づけ

  40. 39

    線形判別分析(LDA) — クラス分離を最大化する射影

    クラス間分散とクラス内分散の比の最大化、PCAとの違い、判別軸の可視化と限界

  41. 40

    非線形次元削減 — t-SNE・UMAPによる可視化

    多様体学習の考え方、t-SNEのperplexity、UMAPの近傍グラフ、可視化解釈の注意点

  42. 41

    行列分解 — SVD・NMFによる潜在構造抽出

    特異値分解、非負値行列因子分解、潜在意味解析、推薦システムへの応用と低ランク近似

  43. 42

    ランダム射影と特徴ハッシング — 高次元の高速圧縮

    Johnson-Lindenstrauss補題、ランダム射影、ハッシュ関数による特徴写像と衝突の扱い

  44. 43

    オートエンコーダ — 表現学習による特徴抽出

    符号化器・復号化器、ボトルネック表現、デノイジング型、次元削減・異常検知への利用

  45. 44

    スパース特徴 — 疎行列表現と効率的処理

    疎行列格納形式(CSR/CSC)、メモリ効率、疎データに適したアルゴリズム選択

  46. 45

    データ分割 — 訓練・検証・テストの設計

    ホールドアウト法、分割比率の考え方、検証セットの役割、テストセットの厳格な隔離

  47. 46

    交差検証 — k-fold と派生手法

    k-fold、層化k-fold、グループk-fold、時系列分割、leave-one-outの使い分け

  48. 47

    データリーケージ — 学習時の情報漏洩と防止策

    目的変数リーク、前処理の分割前適用、時間的リーク、パイプライン化による防止

  49. 48

    クラス不均衡 — 少数クラスへの対処法

    アンダーサンプリング、オーバーサンプリング、SMOTE、閾値調整、評価指標の選択

  50. 49

    サンプル重み付け — コスト考慮と重要度重み

    クラス重み、誤分類コスト行列、傾向スコアによる重み付け、共変量シフトの補正

  51. 50

    ラベル付け・アノテーション — 作業設計とガイドライン

    アノテーション仕様書、ラベル体系設計、境界事例の扱い、作業ツールと工程管理

  52. 51

    アノテーション品質 — 評価者間一致と正解データ

    Cohenのカッパ係数、多数決集約、ゴールドスタンダード作成、品質監査の仕組み

  53. 52

    クラウドソーシング — 大規模ラベル収集の運用

    作業の分割設計、報酬設計、品質管理用チェック問題、作業者スキルの推定と集約

  54. 53

    能動学習 — 選択的サンプリングでラベル費用削減

    不確実性サンプリング、多様性基準、委員会によるクエリ、アノテーション予算の最適配分

  55. 54

    弱教師ありデータ — ヒューリスティックによるラベル生成

    ラベリング関数、遠距離教師(distant supervision)、ノイズ付きラベルの統合

  56. 55

    半教師あり学習のデータ活用 — ラベルなしデータの利用

    自己訓練、擬似ラベル、一致正則化、ラベル付き少数とラベルなし多数の組合せ設計

  57. 56

    自己教師あり学習の前段 — 疑似タスクによる表現獲得

    マスク予測、対照学習、データ自体から教師信号を作る発想と下流タスクへの転移

  58. 57

    合成データ — シミュレーションと生成モデルによる作成

    物理シミュレーション、レンダリング、生成モデルによるデータ合成、実データとの乖離評価

  59. 58

    データ量と学習曲線 — サンプルサイズと精度の関係

    学習曲線の描画、データ追加の効果予測、過学習・未学習の診断、必要データ量の見積り

  60. 59

    スケーリングとモデル特性 — 距離ベース法への影響

    k近傍法、SVM、勾配降下法へのスケール影響、木モデルのスケール不変性の理解

  61. 60

    前処理パイプライン — 変換の一貫適用と再現性

    fit/transformの分離、学習時と推論時の変換一致、パイプライン部品化と直列化

  62. 61

    ETLとELT — 抽出・変換・格納のワークフロー

    データソース抽出、変換処理の設計、データウェアハウス格納、バッチ処理の運用管理

  63. 62

    データフォーマット — ファイル形式の選択と変換

    CSV、TSV、JSON、Parquet、Arrow、列指向形式の利点、文字コードと圧縮の扱い

  64. 63

    データベースとSQL — 学習用データの抽出と集計

    SELECT・JOIN・GROUP BYによる特徴集計、ウィンドウ関数、抽出クエリの再現性確保

  65. 64

    大規模データ処理基盤 — 分散処理による前処理

    MapReduceの考え方、Hadoop、Sparkによる分散変換、パーティション設計と性能

  66. 65

    ストリーミングデータ — 逐次到着データの特徴計算

    オンライン集計、スライディングウィンドウ、逐次更新可能な統計量、遅延データの扱い

  67. 66

    ログデータ — 行動ログ・クリックストリームの整形

    イベントログの構造化、セッション分割、ユーザー単位集約、ボット・異常アクセス除去

  68. 67

    センサー・IoTデータ — 計測データ特有の前処理

    サンプリング周波数、欠測・断続、キャリブレーション、複数センサーの時刻同期

  69. 68

    表形式データの実務特徴設計 — 集計とドメイン知識

    顧客単位集約、RFM指標、比率・差分特徴、業務知識を反映した特徴の発想法

  70. 69

    グラフデータの特徴 — ネットワーク構造の数値化

    次数、中心性指標、クラスタ係数、近傍集約特徴、隣接行列とグラフ埋め込みの基礎

  71. 70

    マルチモーダルデータ — 異種データの整列と結合

    テキスト・画像・数値の結合設計、キー整合、時刻整列、モダリティ欠損への対応

  72. 71

    系列データの整形 — パディングとマスク処理

    可変長系列のパディング・切り詰め、マスクによる無効位置の除外、バケット化バッチ

  73. 72

    トークナイザ — サブワード分割による語彙圧縮

    BPE、WordPiece、SentencePiece、未知語問題の緩和、語彙サイズの設計

  74. 73

    データスキーマと型検証 — 制約チェックによる防御

    スキーマ定義、型・範囲・一意性制約、投入時バリデーション、異常レコードの隔離

  75. 74

    データ品質管理 — 品質次元の指標化と監視

    完全性、一貫性、正確性、適時性の指標、品質ダッシュボード、品質劣化の検知運用

  76. 75

    データドリフト — 入力分布の経時変化の監視

    共変量シフト、分布距離指標(KLダイバージェンス等)による検知、再学習の判断基準

  77. 76

    概念ドリフト — 入出力関係の変化への対応

    突発型・漸進型ドリフトの分類、性能監視による検知、窓ベース再学習と適応手法

  78. 77

    選択バイアス — 収集過程が生む偏りと補正

    生存バイアス、自己選択、サンプリングバイアス、傾向スコアや重み付けによる補正

  79. 78

    データの公平性 — 属性偏りとバイアス緩和の前処理

    保護属性の偏り測定、代理変数の発見、リサンプリング・リラベリングによる緩和

  80. 79

    匿名化と仮名化 — 個人特定リスクの低減手法

    k-匿名性、l-多様性、マスキング、汎化、再識別攻撃のリスクと有用性の均衡

  81. 80

    差分プライバシー — ノイズ付加による厳密な保護

    プライバシー予算ε、ラプラス機構、集計値への適用、学習アルゴリズムへの組込み

  82. 81

    個人データ保護法制 — 法規制とデータ利用の実務

    GDPR、日本の個人情報保護法、利用目的の特定、同意取得、越境移転の基本的な論点

  83. 82

    データガバナンス — 利用権限と管理体制

    アクセス権限設計、データ分類、保持期間ポリシー、監査ログ、管理責任者の役割

  84. 83

    データバージョン管理 — 再現性のためのデータ追跡

    データセットのスナップショット、ハッシュによる同一性検証、DVC等の管理ツール活用

  85. 84

    データリネージ — 由来と変換履歴の記録

    データの出所、変換工程の追跡、上流変更の影響分析、監査・障害調査への活用

  86. 85

    データカタログとメタデータ — 検索可能な資産管理

    項目定義書、メタデータ付与、データ辞書、組織内でのデータ発見性と利活用促進

  87. 86

    特徴量ストア — 学習と推論での特徴一貫供給

    特徴量の登録・共有・再利用、オンライン/オフライン供給の一致、鮮度と計算コスト管理

  88. 87

    データセット文書化 — データシートと利用条件明記

    収集方法・対象範囲・既知の限界の記述、ライセンス表示、Datasheets for Datasetsの実践

  89. 88

    ベンチマーク設計 — 評価用データの構築と落とし穴

    タスク定義、難易度分布、リーダーボード運用、ベンチマーク過適合と飽和の問題

  90. 89

    テストデータ汚染 — 訓練データとの重複問題

    訓練・評価間の重複検出、事前学習コーパスへの評価データ混入、汚染の検査手法

  91. 90

    データ中心AI — モデルよりデータ品質改善の重視

    ラベル一貫性の系統的改善、誤りデータの特定と修正、データ改善の反復ワークフロー

  92. 91

    基盤モデルの事前学習データ — 大規模コーパスの収集と濾過

    ウェブクロールコーパス、重複除去、品質フィルタリング、有害コンテンツ除去の工程

  93. 92

    データ拡張の自動化 — 拡張方策の探索的学習

    拡張操作の組合せ探索、方策の自動最適化、タスク適応的な拡張強度の調整

  94. 93

    自動特徴量エンジニアリング — AutoMLによる特徴生成

    特徴の自動生成・自動選択、リレーショナルデータからの集約特徴合成、探索コスト管理

  95. 94

    データ流通と取引 — データ市場・ライセンスの動向

    データ提供契約、利用許諾条件、二次利用の制約、データ仲介事業と価値評価の課題

  96. 95

    オープンデータ活用 — 政府統計・公共データの前処理

    政府統計、地理・気象データ、公開APIからの取得、書式の不統一と結合キー整備

  97. 96

    ウェブスクレイピング実務 — 取得の作法と整形

    robots.txtと利用規約の確認、取得間隔の配慮、HTML解析、動的ページへの対応

  98. 97

    プライバシー保護計算 — データを渡さない学習

    連合学習、秘密計算、準同型暗号の概要、分散データでの特徴集計と通信コスト

  99. 98

    データ倫理 — 収集同意と利用範囲の論点

    インフォームドコンセント、二次利用の妥当性、著作権と学習利用、社会的影響の考慮

  100. 99

    データと特徴量の基礎 — 退避・古典資料archive

    旧版の前処理手順書、廃止された特徴設計資料、歴史的データセットの記録の保管庫