分野概説
歴史学・考古学は、人類社会の過去を多様な資料と方法で再構成し、時間軸の中で変化・連続・断絶を理解する領域である。文献史料、口承史、物質文化、遺跡・遺物分析などを通じ、社会制度・政治・文化・技術の発展過程を検証する。現代の政策・文化・国際関係を理解する上で不可欠な「長期視点」を提供し、過去から未来を考えるための基盤となる。
出典: 『W100知識分類法 共通試験法[分類表・逐条解説]』(2025年12月・296頁)
ユースケース — 「〜したい」→ W100コード
- ①歴史学・考古学の基礎(定義・史料とは何か)を知りたいW 12.00.00.00
- ②歴史理論・文明論・文化史などの学術理論を俯瞰したいW 12.10.01.00
- ③古代〜現代、日本史〜世界史までの歴史の流れを知りたいW 12.20.02.00
- ④歴史教育制度・文化財保護法・発掘制度など制度面を知りたいW 12.30.03.00
- ⑤発掘・史料整理・歴史GIS・デジタルヒストリーなど手法を学びたいW 12.40.04.00
- ⑥発掘現場、資料修復、公文書管理、展示実務などを理解したいW 12.50.05.00
- ⑦古墳・ピラミッド・世界大戦史・地域史など具体的事例を比較したいW 12.60.06.00
- ⑧史料アーカイブデータ、発掘データ、歴史統計を調べたいW 12.70.07.00
- ⑨学校歴史教育・大学教育・博物館教育など教育体系を知りたいW 12.80.08.00
- ⑩AI考古学・VR歴史体験・宇宙考古学など未来像を理解したいW 12.90.09.00
出典: 『W100知識分類法 共通試験法[分類表・逐条解説]』(2025年12月・296頁) 分野12ガイド
文献棚 — この分野の選書試行版・下書き
この分野を調べるとき最初に開くべき資料を、棚座標に沿って選んで置いています。要点はAIによる下書きで、原文照合前のものは「照合前」と明記しています。
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12.00
史学雑誌「回顧と展望」照合前
日本の歴史学界が前年の全研究動向を時代・地域別に総括する年次展望。人文系では珍しい「毎年育つ定点」で、分野の現在地を一本で掴める。
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12.20
著作権保護期間満了資料を中心に数百万点を公開。歴史書の原典・古典籍・戦前刊行物の本文そのものに到達できる、原典層の最大の入口。
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12.30
文化財の指定・保護・発掘届出の制度全体を定める基本法。埋蔵文化財発掘の制度面はすべてここに帰着する。
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12.40
くずし字データセット・古典籍OCR・歴史ビッグデータなど、デジタルヒストリーの手法とデータを公開する国内拠点。
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12.50
全国遺跡報告総覧実在確認済
全国の埋蔵文化財発掘調査報告書を集約し全文検索・閲覧できる公開DB。書誌約10万件規模で戦前分も収録。考古学の一次資料にここまで無料で届く。
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12.60
国立公文書館・外務省外交史料館・防衛省防衛研究所所蔵の近代公文書をデジタル公開。近現代史の一次史料に自宅から到達できる。
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12.90
Deep Learning for Classical Japanese Literature照合前
くずし字認識を機械学習の標準課題として定式化。AIによる古典籍解読という「AI考古学」の代表例で、分野55(人工知能)との橋になる一本。
選書: フルール(AI下書き・裁定前の試行版)。リンク先はすべて無料で公開されている一次資料・公的資料です。
調べ方 — どこを・どの順で・どこまで試行版
- 1 国会図書館デジタルコレクション 原典・古典籍・戦前資料の本文はまずここ
- 2 全国遺跡報告総覧 遺跡・発掘なら報告書全文をここで
- 3 アジア歴史資料センター 近代の公文書・外交・軍事史料
- 4 J-STAGE(史学系誌) 研究動向は「回顧と展望」から遡る
- 5 e-Gov法令検索 文化財保護・発掘届出など制度面
原典は人物名・地名・旧字も試す。研究動向は最新の「回顧と展望」の当該節から引用文献を遡るのが最短。
幅の終わり — 「回顧と展望」の当該節+原典1点+(考古なら)発掘報告書1点。この三点が揃えば、入門の幅としては十分です。
Researching Japanese history & archaeology: start with the NDL Digital Collections for primary texts, the Comprehensive Database of Archaeological Site Reports (100k+ full-text excavation reports, free), and JACAR for modern official documents. Most of these primary-source archives are little known outside Japan — this shelf is your entrance.