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00
デジタルヒストリー事例(オンラインアーカイブ) — 概要
オンラインアーカイブ・史料デジタル化・テキストマイニング・歴史GISからAI翻刻まで、デジタル技術による歴史研究と公開の代表事例を見渡す入門ガイド
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01
デジタルヒストリーとは — 定義と系譜
計量史学からデジタルヒストリーへ、ロゼンツヴァイクらの先駆、公開・共有・参加という特徴、デジタル史料批判、パブリックヒストリーとの接続
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02
デジタル・ヒューマニティーズ — 人文情報学の潮流
ブサのトマス・アクィナス索引(1949年-)を起源とする系譜、DH学会(ADHO)とDH会議、テキスト・画像・空間の計算論的分析、日本のJADH
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03
Internet ArchiveとWayback Machine — ウェブの記憶装置
1996年ケールの創設、数千億ページのウェブ保存、書籍・映像・音声のデジタルライブラリー、貸出訴訟と著作権問題、消えたページの引用実務
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04
Google Booksと大規模書籍デジタル化 — 図書館の変貌
数千万冊のスキャン、図書館プロジェクトと著作権訴訟(フェアユース判決2015年)、スニペット表示、HathiTrustとの関係、全文検索が変えた研究
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05
Google Ngram Viewer — 計量文化史の実験
書籍コーパスの語頻度時系列、カルチャロミクス(2011年)、語彙の盛衰と検閲の検出、OCR誤りとコーパス偏りへの批判、使いどころの見極め
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06
Europeana — 欧州文化遺産の統合ポータル
2008年開設、加盟国の美術館・図書館・文書館資料5千万件超のメタデータ統合、Europeana Data Model、権利表記の標準化、テーマ別展示
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07
DPLA — 米国デジタル公共図書館
2013年開設、全米のハブ機関によるメタデータ集約、プライマリソースセットの教育利用、オープンAPI、公共圏としてのデジタル図書館構想
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08
国立国会図書館デジタルコレクション — 日本の基幹アーカイブ
明治期刊行物からの大規模デジタル化、著作権処理と公開範囲の三区分、全文検索の実装、次世代デジタルライブラリー、遠隔複写との連携
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09
個人向けデジタル化資料送信 — 家からの閲覧革命
図書館向け送信から2022年個人送信への拡大、絶版等資料の対象要件、著作権法改正の経緯、研究環境の劇的改善、印刷機能の解禁
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10
ジャパンサーチ — 分野横断の国家プラットフォーム
2020年正式公開、書籍・文化財・メディア芸術など連携データベースの統合検索、利活用スキーマとギャラリー機能、二次利用条件の整理
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11
アジア歴史資料センター — 近代日本外交・軍事資料
国立公文書館・外務省外交史料館・防衛研究所の資料をネット公開、2001年開設、レファレンスコードによる引用、日中韓の歴史対話の資料基盤
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国立公文書館デジタルアーカイブ — 公文書のオンライン閲覧
重要文化財を含む所蔵資料の画像公開、御署名原本と公文録、内閣文庫の古典籍、EAJRSなど海外利用、デジタル原本主義への移行課題
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13
e国宝とColBase — 文化財画像の統合公開
国立博物館所蔵国宝・重文の高精細画像、4館統合検索のColBase、多言語解説、IIIF対応、教育・出版での二次利用
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14
IIIF — 画像相互運用の国際規格
International Image Interoperability Framework、Image APIとPresentation API、ミラドールなどのビューア、機関横断の画像比較・注釈、日本の導入拡大
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TEI — テキスト構造化の標準
Text Encoding InitiativeのXMLガイドライン、写本・書簡・碑文のマークアップ、批判校訂版のデジタル化、TEI日本語分科会、検索・分析への展開
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16
Linked Open Dataと歴史情報 — つながるデータ
RDFとSPARQL、典拠コントロール(VIAF・NDL典拠)、歴史的地名・人名のURI化、博物館データのLOD公開(欧州・日本の事例)、知識グラフ構築
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17
Wikidataと歴史研究 — 共同編集の構造化データ
ウィキメディアの知識ベース、人物・事件・場所のアイテムとプロパティ、GLAM機関のデータ寄贈、SPARQLによる歴史的問いの検証、データ品質の課題
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18
Old Bailey Online — 裁判記録が開いた社会史
1674-1913年の中央刑事裁判所記録19万件の全文公開、犯罪史・ジェンダー史研究の宝庫、構造化タグと統計分析、DHの成功モデル
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19
Valley of the Shadow — 南北戦争DHの古典
エアーズらによる南北二郡の比較アーカイブ、手紙・新聞・人口調査の統合、ハイパーテキストの歴史叙述、1990年代DHの金字塔
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20
Mapping the Republic of Letters — 書簡ネットワークの可視化
スタンフォード大学の啓蒙期書簡プロジェクト、ヴォルテールらの通信網の地図化、知の共和国の空間分析、可視化と史料の緊張関係
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21
ORBIS — ローマ帝国の交通シミュレーション
スタンフォードの地理空間ネットワークモデル、都市間の所要日数と輸送費を季節・手段別に計算、古代経済史への応用、モデルの前提の明示
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22
Pelagiosと古代地名ゲイズティア — 場所でつなぐ古代世界
Pleiadesの古代地名データ、Recogitoによる地名注釈、地図・文献の相互リンク、LODによる古代史資料の連携、歴史ゲイズティアの方法論
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23
Slave Voyages — 奴隷貿易の定量データベース
大西洋奴隷貿易3万6千航海の記録、乗船・死亡・出入港のデータ、推計人数の学術的合意形成、可視化と教育利用、記憶の回復への貢献
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24
Venice Time Machine — 都市丸ごとの時間機械
ヴェネツィア国立文書館の大規模スキャン構想、系譜・取引・地図の自動抽出、EPFLとの共同、中断と再開をめぐる経緯、タイムマシンEUへの展開
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25
プロソポグラフィー・データベース — 集団伝記の構造化
アングロサクソン人名のPASE、ビザンツのPBW、官僚・聖職者の経歴データ化、集団分析による社会史、人名同定の困難と確度表現
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26
CBDB — 中国歴代人物伝記データベース
ハーバード・北京大・中研院の共同、数十万人の官歴・親族・交遊データ、地方志と墓誌銘からの抽出、科挙社会の計量分析、唐宋変革論への応用
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27
国際敦煌プロジェクト — 分散文書の仮想統合
IDPによる敦煌文書の高精細画像統合、大英図書館・仏国立図書館など所蔵機関連携、流出文書の学術的再統合、デジタル敦煌との補完関係
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28
Chronicling America — 新聞アーカイブの公共基盤
米議会図書館とNEHの歴史的新聞デジタル化、1690-1963年の紙面公開、OCR全文検索、州パートナー方式、新聞史研究とデータジャーナリズム
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29
Trove — オーストラリアの統合発見サービス
国立図書館の新聞・書籍・写真統合検索、OCRテキストの市民校正(テキスト修正ボランティア)、参加型アーカイブの成功例、財源危機と存続運動
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日本の新聞データベース — 記事に見る近現代
聞蔵・ヨミダス・毎索の紙面画像と記事検索、縮刷版からの遡及デジタル化、地方紙のデジタル化格差、新聞記事の史料批判とデータ利用規約
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Transkribus — 手書き文書のAI翻刻
READプロジェクト発のHTRプラットフォーム、モデル学習による筆跡認識、欧州の文書館史料の大量翻刻、市民参加の学習データ作成、精度と検証
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くずし字認識AI — KuroNetと「みを」
国文研データセットによる深層学習、KuroNetの一括認識、ROIS-CODHのアプリみを(miwo)、AIくずし字認識コンペ(Kaggle)、翻刻支援の実装
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みんなで翻刻 — 市民参加の史料翻刻
京都大学古地震研究会発の翻刻プラットフォーム、地震史料から古典籍全般へ、相互添削とAI支援、数千人の参加者、市民科学としての史料学
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Zooniverseと市民科学 — クラウドソーシングの歴史研究
銀河分類から古文書へ広がった市民科学基盤、Old Weatherの航海日誌気象翻刻、Anti-Slavery Manuscripts、品質管理の設計、参加動機の研究
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歴史的文字データベース — 字形の学術基盤
国文研くずし字データセット、奈文研・京大の木簡字典連携(MOJIZO)、史的文字データベース連携検索、字形の変遷研究、フォントと文字コード(CHISE・IVS)
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36
正倉院文書と古代史料DB — 律令国家の記録のデジタル化
正倉院文書の複製・目録データベース、東大寺文書、SOMODA(正倉院文書データベース)、戸籍・計帳の構造化、写経所文書の復原研究支援
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木簡データベース — 出土文字資料の集成
奈良文化財研究所の木簡庫、全国出土木簡の画像・釈文検索、赤外線画像、MOJIZOによる字形照合、韓国・中国簡牘との国際比較研究
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東京大学史料編纂所データベース — 編纂と公開の百年
大日本史料・大日本古文書の全文検索、古文書フルテキストと花押・肖像データベース、Hi-CAT Plusの画像公開、維新史料綱要、史料集編纂のDX
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全国遺跡報告総覧 — 埋蔵文化財報告書のオープン化
奈良文化財研究所による発掘調査報告書のPDF集約、3万件超の全文公開、灰色文献の可視化、抄録データの検索、考古学研究の基盤転換
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40
考古学GISと遺跡データベース — 分布から景観へ
遺跡地図のGIS化と行政システム、遺跡立地の統計分析、予測モデリング、時期別分布の動態可視化、オープンデータ化の進展と課題
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41
歴史GIS — 空間から歴史を問う
HGISの方法論、行政界の時系列データ(英国GBHGIS・中国CHGIS)、人口・土地利用の空間分析、地図史料の定量利用、空間人文学への展開
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42
今昔マップと旧版地図 — 重ね合わせが見せる変化
旧版地形図のタイル配信と現代図の並置、迅速測図の公開、都市化・海岸線・災害履歴の読み取り、地理院地図との連携、防災教育への活用
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ジオリファレンスと古地図公開 — 絵図をデータにする
古地図の幾何補正とタイル化、Map WarperやMaplatの手法、江戸切絵図・城下町絵図のオーバーレイ、歪みを保つ表示技術、位置情報付き公開
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44
江戸マップと歴史地名データ — 近世都市の情報基盤
ROIS-CODHの江戸マップβ版、切絵図からの地名・武家名の抽出、edomiプロジェクト、歴史地名辞書との連携、近世都市史研究の共同利用資源
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歴史地名ゲイズティア — 地名の典拠をつくる
日本歴史地名大系のデータ化、Geoshapeリポジトリと歴史的行政区域データセット、地名の異表記・変遷の同定、GeoLODによる識別子付与
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46
空中写真アーカイブ — 上空からの現代史
米軍撮影写真と国土地理院の地図・空中写真閲覧サービス、戦災復興と高度成長の地表変化、オルソ化と判読、災害履歴の検証
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47
LiDAR考古学 — 地形が語る隠れた遺構
航空レーザー測量の植生除去効果、マヤ低地とアンコールの都市網発見、赤色立体地図による城館・古墳の検出、点群オープンデータの考古学利用
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衛星考古学 — 宇宙からの遺跡探査
高解像度衛星画像による遺跡候補検出、サラ・パーカックのGlobalXplorer、盗掘穴のモニタリング、紛争地の遺産被害評価、機械学習による自動検出
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フォトグラメトリと遺跡3D記録 — 現場の三次元化
SfM/MVSによる発掘面の逐次記録、遺物の3Dモデル化、ドローン測量、点群と直交写真の図化、記録の再現性と公開リポジトリ
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50
Rome Rebornと都市復元 — 見える古代都市
古代ローマの3D復元プロジェクト、時代断面の選択と考証、VR配信への展開、復元の不確実性表示、フォーラム・ロマヌムの教育利用
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51
VR・ARの歴史体験 — 没入する過去
被爆前の広島のVR再現、江戸城天守のAR復元、ストリートミュージアム、体験の真正性と演出のバランス、教育効果の実証研究
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52
バーチャル博物館 — オンライン展示の設計
コロナ禍で加速したオンライン公開、3Dウォークスルーと高精細ギャラリー、キュレーションの再考、来館との補完関係、アクセシビリティ向上
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53
Google Arts & Culture — 文化機関の巨大プラットフォーム
数千機関の所蔵品公開、ギガピクセル撮影(アートカメラ)、ストリートビュー館内公開、テーマストーリー、プラットフォーム依存への批判的検討
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54
美術館オープンアクセス — 画像開放の潮流
メトロポリタン美術館のCC0宣言(2017年)、ライクスミュージアムのRijksstudio、スミソニアンOpen Access、パブリックドメイン画像の再利用文化
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55
ウェブアーカイブ — 消えるウェブを残す
WARCフォーマットと収集クローラ、国立国会図書館WARP、各国の法定納本的収集、選択収集と包括収集、動的コンテンツ・SNSの保存難題
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56
ボーンデジタル史料 — 生まれつきデジタルの記録
電子メール・ワープロ文書・データベースの長期保存、フォーマット陳腐化とエミュレーション、デジタルフォレンジックの文書館応用、私文書の受入れ
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57
SNSと同時代アーカイブ — 現在を史料化する
米議会図書館のTwitterアーカイブ計画とその中断、API制限と収集の危機、ハッシュタグ運動の記録、削除・改変への対応、研究倫理
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58
COVID-19記録プロジェクト — パンデミックの記憶収集
各国の市民体験収集(A Journal of the Plague Year等)、日本の博物館の現物収集(アマビエ・マスク)、ウェブ特設収集、同時代収集の方法論
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59
震災アーカイブ — ひなぎくと3.11の記録
国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)、写真・証言・報道の統合検索、自治体アーカイブの持続問題、二次利用と心理的配慮、防災への還元
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60
被爆証言のデジタル継承 — ヒロシマ・ナガサキ
被爆者証言の映像アーカイブ、平和記念資料館の平和データベース、証言の多言語字幕、AI対話型証言(質問応答)の試み、証言者なき時代への備え
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戦争証言アーカイブス — 放送局の記録公開
NHK戦争証言アーカイブスの証言映像と番組、日本ニュースの公開、テーマ別の教材化、放送アーカイブの研究利用制度(NHKアーカイブス学術利用)
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ショア財団の証言アーカイブ — 5万人の生存者の声
スピルバーグ設立のUSCショア財団、ホロコースト生存者証言5万件超の索引付き映像、Dimensions in Testimonyの対話型証言、ジェノサイド研究への拡大
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オーラルヒストリーのデジタル化 — 声の史料学
録音のデジタル保存と文字起こし、自動音声認識の活用、OHMSによるインデクシング、公開同意とプライバシー、二次分析の方法論
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64
古典籍オープンデータ — 国文研の大規模画像公開
新日本古典籍総合データベースから国書データベースへ、日本古典籍データセットのCC公開、源氏物語の諸本画像、IIIF Curation Viewerによる部分引用
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Hansardと議会記録 — 政治史のビッグデータ
英国議会議事録の全文デジタル化(1803年-)、国会会議録検索システムと帝国議会会議録、発言の計量政治史、議事録コーパスの言語変化研究
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映画・映像アーカイブ — 動く歴史の保存
国立映画アーカイブの収集・修復・デジタル化、ニュース映画のオンライン公開、ナイトレートフィルムの劣化対策、4Kデジタル修復、EYEやBFIの公開事例
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67
歴史的音源アーカイブ — 声と音楽の記録
国立国会図書館の歴史的音源(れきおん)、SP盤のデジタル化、演説・落語・軍歌の音源史料学、エジソン蝋管の光学読み取り、音の文化史研究
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68
エージェントベースモデル — 社会をシミュレートする歴史学
ABMによる仮説検証、アナサジ集落変動のArtificial Anasazi、疫病拡散と交易網のモデル化、パラメータの史料的根拠、生成的社会科学と歴史学
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69
クリオダイナミクスとSeshat — 長期歴史の定量比較
ターチンの数理歴史学、Seshatグローバル歴史データバンク、社会複雑性の指標化と検証(ビッグゴッド論争)、コード化の主観性批判、巨視的歴史の方法
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70
テキストマイニングと計量テキスト分析 — 言葉を数える歴史学
形態素解析と頻度・共起分析、KH Coderによる分析事例、議会議事録・新聞社説の通時分析、辞書ベースと機械学習、解釈との往復
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71
主題モデル分析 — LDAで大量文書を掘る
LDAによる潜在主題の抽出、新聞・学術誌・議会記録の長期変化分析、抽出主題の命名と妥当性検証、Mining the Dispatchなどの事例
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72
ネットワーク分析 — 関係から読む歴史
書簡・共著・姻戚のグラフ化、中心性と媒介性の解釈、Six Degrees of Francis Bacon、党派形成・商人網の分析、可視化ツール(Gephi)と史料の限界
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73
計量経済史とデータセット — 数字で問い直す過去
Maddison Projectの長期GDP推計、賃金・物価の歴史統計、クリオメトリクスの成果と論争(奴隷制の経済学)、日本の長期経済統計(LTES)
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74
気候史・環境史データ — 自然科学との統合
年輪・氷床コア・花粉の代理指標、古気候データベースと歴史記録の突合、小氷期と危機の17世紀論、災害史料データベース(地震・噴火・飢饉)
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75
歴史人口学のデータベース — 宗門改帳から家族史へ
速水融の宗門改帳分析とBDS方式、ユーラシア人口家族史プロジェクト、教区簿冊の家族復元(ケンブリッジ・グループ)、縦断データの構築
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76
系譜データとデジタル系図 — 家族の記録の大規模化
FamilySearchとAncestryの巨大系譜データ、国勢調査個票のデジタル化、系譜学と学術史学の接点、クラウド系図の誤り伝播問題、DNA系譜学
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77
ディスタント・リーディング — 遠読の方法
モレッティの提唱、数千作品の計量文学史、ジャンル・題名・語彙の長期変化、精読との相補性、文学史のデータ駆動的問い直し
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78
機械学習と歴史研究 — 分類・抽出・予測
文書分類と固有表現抽出(人名・地名・日付)、レイアウト解析と目録自動化、画像の類似検索、モデルバイアスの史学的検証、人間参加型の設計
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79
生成AIと歴史研究 — 大規模言語モデルの応用と批判
翻刻・翻訳・要約・メタデータ生成への活用、ハルシネーションと出典明示の要求、史料批判のAI拡張、研究倫理とオーサーシップ、教育での扱い
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80
白黒写真のカラー化 — 記憶の解凍
深層学習による自動色付けと手動考証の併用、渡邉英徳・庭田杏珠の記憶の解凍プロジェクト、戦前写真のSNS共有と対話の創出、色の真正性をめぐる議論
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81
文書画像解析 — レイアウトから読みへ
文書画像のレイアウト認識と行検出、OCR/HTRパイプライン、新聞紙面の記事分割、表・図版の抽出、NDLOCRなどオープンソース化の潮流
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82
デジタル史料批判 — データを疑う技法
OCR誤り率と検索の落とし穴、デジタル化選定の偏り、メタデータの品質、リンク切れと引用の永続性、アルゴリズムの不透明性への対処
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83
長期保存とOAIS — デジタルデータを残す仕組み
OAIS参照モデル、マイグレーションとエミュレーション、固定性検証とチェックサム、分散保存(LOCKSS)、デジタルダークエイジへの警鐘
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84
メタデータ標準 — 記述の共通言語
Dublin CoreとMODS、文書館のEAD・ISAD(G)、博物館のCIDOC CRM、日本のメタデータ連携(ジャパンサーチ利活用スキーマ)、相互運用の設計
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85
永続識別子 — 消えないリンクのために
DOI・Handle・ARKによる恒久参照、研究データ引用、機関リポジトリとJaLC、識別子のガバナンス、人文系データへの適用課題
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86
オープンデータとライセンス — 使える形で開く
クリエイティブ・コモンズとCC0、政府標準利用規約、所蔵館の画像利用方針の開放度比較、オープンGLAM運動、収益モデルとの調整
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87
著作権と孤児作品 — 権利処理の壁
保護期間と戦時加算、権利者不明著作物の裁定制度、EUの孤児作品指令、拡大集中許諾、デジタル化と公開範囲の設計実務
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88
肖像権・プライバシーとアーカイブ公開 — 顔と名前の扱い
デジタルアーカイブ学会の肖像権ガイドライン、段階的公開とマスキング、被写体の同意と時の経過、災害・事件記録の倫理、忘れられる権利との緊張
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89
公文書管理とデジタル移管 — 現用から歴史へ
公文書管理法と電子決裁、電子公文書の移管・保存フォーマット、評価選別のデジタル対応、米NARAの電子記録戦略、説明責任の基盤としての記録
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90
パブリックヒストリーとデジタル発信 — 開かれた歴史実践
市民とともにある歴史の方法論、デジタル展示・ポッドキャスト・動画による発信、共同キュレーション、記憶機関と研究者と市民の協働設計
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ウィキペディアと歴史記述 — 共同編集の功罪
編集合戦と中立性方針、出典主義と検証可能性、エディタソン(GLAMとの協働)、ジェンダーギャップ、研究者の関与のあり方
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92
デジタル展示ツール — OmekaとStoryMaps
Omeka Classic/Sによるアイテム展示、Neatlineの地図年表、ArcGIS StoryMaps・TimelineJSの物語化、授業・卒論での活用、持続可能性の考慮
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93
DH教育とカリキュラム — 次世代の史学教育
DH専攻・副専攻の世界的拡大、日本の大学のDH教育プログラム、コーディングと史料学の統合、卒業論文のデジタル成果物評価、教員研修
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94
日本の人文情報学の展開 — 学会と共同利用基盤
情報処理学会人文科学とコンピュータ研究会(じんもんこん)、JADH、ROIS-CODHと国文研・歴博のデータ公開、TEI日本語化、DH西と東の対話
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95
国際連携と相互運用 — 世界とつながる日本資料
IIIF・TEI・LODによる国際標準準拠、在外日本資料のデジタル里帰り(在外絵画・古典籍)、EAJRSと日本資料専門家、多言語メタデータの整備
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96
市民参加型デジタルアーカイブ — 地域の記憶を集める
地域写真のデジタル化ワークショップ、デジタルアーカイブの自治体条例、公民館・図書館の地域資料デジタル化、持続する運営体制の設計
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97
デジタルデバイドとアクセス公平性 — 誰のためのDHか
グローバルサウスのデジタル化格差、多言語化と文字コード未整備言語、障害者アクセシビリティ(代替テキスト・字幕)、有料DBの格差、公共性の再考
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研究評価とデジタル成果 — 業績としてのデータベース
データベース・ソフトウェアの研究業績評価、データ引用とクレジット、査読の仕組み(RIDE等のレビュー誌)、研究データポリシーとDMP、キャリアパス
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デジタルヒストリー事例(オンラインアーカイブ) — 退避・古典資料archive
旧版教材、歴史的論文、廃止手法のアーカイブなど、現行分類から退避した資料の保管区分