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00
考古学的方法論(発掘・編年・比較) — 概要
遺跡の発見から発掘・記録・分析・編年・解釈・報告まで、考古学調査研究の方法の全工程を見渡す入門ガイド
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01
考古学調査の全体像 — 踏査から報告書まで
事前調査、発掘、整理、分析、報告の工程、調査は破壊であるという原則、記録の責務
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02
遺跡の発見 — 分布調査と踏査
地表踏査、遺物散布地の確認、聞き取り、地形図と空中写真の判読、遺跡地図への登録
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03
系統的地表調査 — サーベイの設計
トランセクト、グリッド踏査、採集密度の記録、可視性の補正、非発掘型調査の意義
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04
試掘・確認調査 — 本発掘の前に
試掘坑の配置、遺構面の確認、層序の予察、範囲と密度の推定、調査計画への反映
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05
発掘調査の計画 — 目的と設計
研究目的の明確化、調査区設定の論理、人員と工程、予算、関係機関との調整
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06
発掘区の設定 — グリッドとトレンチ
基準杭とグリッドシステム、トレンチ発掘、面的発掘、四分法、ボークの機能
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07
層位発掘の原理 — 地層累重の法則
下位層ほど古い、堆積の単位、層の同定と対比、層位的出土状況の記録
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08
切り合い関係 — 遺構の前後を読む
重複遺構、切る側が新しい、打ち消し関係の観察、遺構間の相対序列の構築
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09
ハリス・マトリックス — 層序の論理図
単位層序の関係図化、コンテクスト概念、複雑層序の整理、英国式単一コンテクスト記録
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10
自然層位と任意層位 — 掘り方の選択
堆積単位に沿う発掘、一定深度で掘る方法、微細な層の見極め、方法選択の条件
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11
遺構の検出 — 土の違いを見抜く
土色と土質の変化、プランの検出、精査と掘り分け、検出面の管理、雨後の観察
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12
土層の記載 — 土を言葉にする
土色帳、粒度と締まり、包含物、堆積環境の推定、土壌記載の標準化
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13
セクション記録 — 断面が語る歴史
畦の断面図、層序の描写、分層と註記、断面写真、堆積過程の読解
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14
平面記録と遺構実測 — 図化の技術
平面図の作成、遺構実測、レベル測量、縮尺の選択、手実測とデジタル実測
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15
写真記録 — 現場を写しとる
全景と細部、ラベルとスケールの写し込み、朝夕の光、記録写真の体系的管理
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測量の基礎 — 基準点からトータルステーションへ
国家座標系への接続、基準点測量、トータルステーションによる遺構・遺物の三次元記録
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17
GNSS測量 — 衛星測位の活用
RTK測位、広域調査での位置記録、座標系と精度管理、GISとの連携
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フォトグラメトリ — 写真から三次元へ
SfM/MVS、オルソ画像、三次元モデルによる遺構記録、精度検証、記録の省力化
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19
レーザースキャンとLiDAR — 地形と遺構の高精度計測
地上型レーザー、航空LiDAR、赤色立体地図、植生下の微地形、城館・墳丘の計測
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空中写真・衛星画像 — 上空からの遺跡探査
クロップマークとソイルマーク、実体視、衛星リモートセンシング、経年画像の比較
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21
地中レーダー探査 — 掘らずに地下を見る
GPRの原理、反射プロファイル、タイムスライス、適用条件と限界、探査結果の検証
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22
磁気・電気探査 — 物理探査の諸方法
磁気異常、電気抵抗、帯磁率、窯跡・炉跡の検出、探査法の組み合わせ
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水中考古学の方法 — 水面下の発掘
潜水調査、エアリフト、水中での記録、沈没船の実測、引き揚げと保存の判断
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24
湿地・低湿地遺跡の発掘 — 有機質を掘る
地下水位の管理、木製品の検出と取り上げ、乾燥防止、泥炭層の層序
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洞窟・岩陰遺跡の発掘 — 微細層序との格闘
薄い文化層の細分、微細発掘、堆積物の全量サンプリング、光環境と安全
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26
墳墓の発掘 — 埋葬の考古学的解剖
墓壙の検出、埋葬姿勢の記録、副葬品の位置、人骨の取り上げ、倫理的配慮
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27
サンプリング戦略 — 全部は掘れないから
全掘と部分発掘、無作為抽出と層化抽出、サンプルからの推定、代表性の担保
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フローテーション — 土から種子を回収する
水洗浮遊選別、重液分離、軽量残渣と重量残渣、炭化種実の回収、機材と手順
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29
篩がけ — メッシュが決める資料像
篩の目の大きさと回収率、微小遺物の回収、水洗篩、回収バイアスの統制
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微細遺物と土壌分析 — 見えない証拠
微小剥片、魚骨・卵殻、リン酸分析、土壌微細形態学、微視的痕跡の活用
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31
遺物の取り上げ — 出土状況の凍結
位置情報の記録、注記、取り上げ順序、脆弱遺物の梱包、一括資料の管理
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32
整理作業 — 洗浄・注記・接合
遺物洗浄、注記の規則、接合作業、破片から個体へ、整理工程の管理
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33
遺物実測 — 土器と石器の描法
実測図の約束事、断面と文様の表現、石器の剥離面表現、デジタル実測との併用
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拓本と遺物写真 — 細部の記録
乾拓と湿拓、文様の写しとり、遺物撮影のライティング、スケール写真
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遺物の分類 — 器種・型式・属性
分類の目的と基準、器種分類、型式設定、属性の選択、分類の恣意性への自覚
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型式学の原理 — 形の変化を時間軸に
モンテリウスの型式学、型式組列、系統と変化の方向、型式学的方法の前提の吟味
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属性分析 — 型式を分解する
計測属性と名義属性、属性間の相関、多変量解析、型式の客観化の試み
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セリエーション — 型式頻度の順序配列
戦艦曲線、出現・盛行・衰退のモデル、頻度セリエーションの実際、統計的手法
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編年構築の実際 — 相対編年から暦年代へ
層位と型式の統合、地域編年の構築、広域対比、理化学年代による暦年代化
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40
一括遺物と共伴 — 同時性の単位
閉鎖遺構の一括性、共伴関係の認定、伝世品と混入品の識別、一括資料の編年的価値
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41
分布論 — 空間パターンを読む
型式の分布圏、文化圏の設定、分布の境界、伝播と交流の推定、分布図の作法
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42
産地同定 — モノの故郷を突き止める
黒曜石の蛍光X線分析、岩石薄片観察、胎土分析、鉛同位体比、流通の復元
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43
使用痕分析 — 道具はどう使われたか
ミクロ痕跡、光沢と線状痕、実験による対照資料、機能推定、高倍率法と低倍率法
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44
残存有機物分析 — 器に残る見えない中身
脂質分析、残存デンプン、タンパク質同定、土器の調理内容の復元
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45
動物遺存体の分析 — 骨から生業を読む
種同定、NISPとMNI、齢構成と屠殺パターン、解体痕、季節性推定、家畜化の指標
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46
植物遺存体の分析 — 農耕と植生の証拠
炭化種実同定、花粉分析、プラント・オパール、木材同定、栽培化の判別基準
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47
人骨の分析 — 個体から集団へ
性別・年齢推定、身長推定、古病理、ストレスマーカー、集団の健康状態の復元
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同位体分析 — 食と移動の化学
炭素・窒素同位体の食性分析、ストロンチウム・酸素同位体の移動復元、離乳の推定
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古代DNA分析 — 遺伝情報による系統復元
試料の選定と汚染対策、集団遺伝解析、血縁関係の推定、動植物の家畜化・栽培化の追跡
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年代測定試料の採取 — 測るための現場作業
炭化物の採取、コンタミ防止、層位との対応記録、試料選定の考古学的判断
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51
タフォノミー — 遺跡はいかに形成されたか
遺体・遺物の変移過程、埋没後変化、保存バイアス、形成過程の復元的読解
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52
文化的変換と自然的変換 — シファーの形成過程論
C変換とN変換、廃棄行動、再利用とリサイクル、考古記録と過去の行動の距離
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53
攪乱の識別 — 動いた土を見抜く
後世の掘り込み、動物擾乱、凍結融解、再堆積、層位の信頼性評価
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54
実験考古学 — 作って使って確かめる
石器製作実験、復元炉での製鉄、住居復元と焼失実験、仮説検証としての実験設計
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55
民族考古学 — 現在から過去への窓
生業と廃棄の民族誌観察、土器作りの村、狩猟民のキャンプ、類推の資料化
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中範囲理論 — 静的記録と動的過去をつなぐ
ビンフォードの提唱、架橋的推論、現在主義的観察の活用、理論の検証可能性
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57
類推の統制 — アナロジーの正しい使い方
直接歴史的接近法、一般比較法、関連性の根拠、類推の限界の明示
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58
空間分析 — 遺跡内のパターンを探る
遺物分布の統計分析、活動域の推定、住居内空間利用、点パターン分析
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59
集落パターン分析 — 遺跡間の空間構造
セトルメントパターン、階層構造、中心地理論の応用、領域モデル、時期別変遷
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立地分析とGIS — 遺跡はなぜそこにあるか
地形・水系・土壌との関係、可視領域分析、コストサーフェス、立地選好の統計的検証
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61
予測モデリング — 未発見遺跡の推定
既知遺跡からの環境要因モデル、感度と特異度、文化資源管理への応用、限界
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62
サイトキャッチメント分析 — 遺跡の資源領域
推定利用圏、資源の分布と距離、生業の復元、モデルの前提の吟味
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63
交易・流通の復元 — モノの動きを測る
産地からの距離減衰、落下曲線、交換モデル、威信財交換、流通網の変遷
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64
社会組織の推論 — 墓と集落から読む階層
副葬品の格差分析、労働投下量、居住規模の分布、首長制と国家の指標論争
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65
人口推定 — 過去の人の数を数える
住居数からの推定、遺跡面積法、14C合算確率分布、推定の幅と検証
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66
儀礼と象徴の推論 — 非日常の考古学的認定
祭祀遺構の認定基準、構造化された廃棄、象徴的遺物、儀礼解釈の統制
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67
技術の連鎖 — シェーヌ・オペラトワール
製作工程の復元、素材獲得から廃棄まで、技術的選択、認知と学習の推論
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68
石器技術の分析 — 剥離の科学
打面と剥離角、接合資料による工程復元、石核還元、技術伝統の同定
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69
土器製作技術の復元 — 成形から焼成まで
輪積みと型作り、器面調整、胎土準備、焼成温度の推定、製作者集団の推論
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70
金属技術の復元 — 冶金考古学
製錬滓の分析、鋳型と鍛冶、金相観察、炉の復元、技術移転の追跡
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71
建築遺構の復元 — 柱穴から建物へ
柱穴配置の解析、上屋構造の推定、復元根拠の明示、復元案の複数提示
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72
報告書の作成 — 発掘の最終責務
遺構・遺物の記載、図版構成、観察表、考察と客観記載の分離、刊行と公開
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73
資料の収蔵管理 — 掘った後の長い時間
収蔵台帳、保管環境、資料の活用と貸出、収蔵スペース問題、廃棄をめぐる議論
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74
デジタルデータ管理 — 記録の永続化
データベース化、メタデータ、フォーマットの持続性、全国遺跡報告総覧、オープンデータ
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75
行政手続と発掘 — 法の中の調査
文化財保護法の手続、届出と通知、記録保存調査、保存協議、開発との調整
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76
緊急発掘の実際 — 時間との戦い
工期内調査の設計、重機の活用と手掘りの判断、優先順位、記録の質の確保
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77
保存処理との連携 — 現場での応急処置
出土金属器の劣化防止、木製品の保湿、取り上げ支援、保存科学者との協働
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78
発掘現場の安全管理 — 事故を防ぐ
壁面の養生と崩落防止、深掘りの安全基準、熱中症対策、重機との作業分離
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79
調査体制とチーム運営 — 発掘は組織戦
調査員と作業員の分担、日誌と進行管理、専門分析者との連携、合議による判断
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市民参加と公開 — 開かれた発掘現場
現地説明会、体験発掘、ボランティア参加、SNSでの発信、成果の地域還元
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81
発掘の倫理 — 掘る権利と残す責任
破壊としての発掘の自覚、必要最小限の原則、将来世代への保存、遺骨の取り扱い
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82
非破壊調査優先の原則 — 掘らない選択
探査による代替、保存を前提とした調査設計、部分発掘による検証、未来への留保
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83
景観考古学の方法 — 遺跡を超えて面で捉える
景観の履歴の読解、土地利用の複層性、オフサイト考古学、パースペクティブの拡大
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84
海外調査の方法 — 国際共同発掘の実際
相手国の法制度と許可、現地機関との協定、資料の帰属、成果の共有と人材育成
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85
統計的方法 — 考古データの定量分析
記述統計と検定、多変量解析、主成分分析とクラスター分析、標本バイアスの評価
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86
ベイズ推論の応用 — 事前知識と証拠の統合
ベイズ編年モデル、層位情報の事前分布化、不確実性の定量化、OxCalの活用
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87
機械学習の応用 — 自動化する考古学
遺物画像の自動分類、LiDARデータからの遺跡検出、深層学習、判断根拠の検証
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三次元データの解析 — 形を測る新手法
幾何学的形態測定学、3Dモデルの比較解析、摩耗と製作痕の定量化
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89
理論と方法の関係 — 何を問うかが方法を決める
理論負荷的な観察、プロセス学派とポスト学派の方法観、問題設定と方法選択
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方法の研究史 — 発掘技術の発展をたどる
ピット・リヴァーズの記録主義、ウィーラー法、単一コンテクスト法、日本の層位発掘の確立
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91
方法論の古典 — ウィーラー・ビンフォード・ホッダー
考古学の実践、ニュー・アーケオロジーの方法論、読解としての考古学、古典の批判的継承
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92
編年と解釈の間 — 時間から歴史へ
編年は手段か目的か、変化の記述から説明へ、編年網の上に描く歴史像
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93
考古学的比較の方法 — 地域間・文化間の対照
比較の単位、平行現象と接触、独立発生の判定、世界考古学的比較の視座
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資料公開と再検証 — 検証可能な考古学
一次記録の公開、再整理と再報告、他者による検証、報告書のオープンアクセス化
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方法論教育 — 発掘実習と大学教育
実習カリキュラム、現場での徒弟的学習、方法の標準化と伝承、資格と研修制度
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96
発掘日誌と記録の一貫性 — 現場情報の管理
調査日誌の記載、遺構・遺物・写真番号の相互参照、記録の追跡可能性、引き継ぎ
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97
文献情報との統合 — 歴史考古学の突き合わせ
絵図・地籍図と遺構の照合、文献にみえる施設の同定、記述と物証の矛盾の扱い
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98
考古学方法論の展望 — 精密化と省力化の両立
非破壊技術の高度化、デジタル記録の標準化、分析の高解像度化、調査の持続可能性
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考古学的方法論(発掘・編年・比較) — 退避・古典資料archive
旧版教材、歴史的論文、廃止手法のアーカイブなど、現行分類から退避した資料の保管区分