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00
歴史記述の基本概念(因果・構造・偶然) — 概要
因果・構造・偶然・主体性など、歴史を記述し説明するための基本概念とその理論的争点を見渡す入門ガイド
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01
歴史における因果 — 原因・条件・誘因の区別
直接原因と背景条件、きっかけとしての誘因、原因の複数性、因果連鎖の同定
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02
遠因と近因 — 因果の重層性
長期的要因と直接的契機、構造的原因と偶発的引き金、第一次世界大戦の原因論
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03
必然と偶然 — 歴史の決定性をめぐる問い
決定論と非決定論、歴史的必然の観念、偶然の役割、カーの偶然論
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04
クレオパトラの鼻 — 偶然が変える歴史
パスカルの警句、小さな原因と大きな結果、個別的偶然と趨勢、偶然の位置づけ方
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05
コンティンジェンシー — 偶発性と開かれた歴史
別様でありえた可能性、分岐点、進化論の偶発性論、グールドのテープ再生の比喩
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06
反実仮想 — カウンターファクチュアルの方法
もしもの問い、因果判断の思考実験、仮想史の効用、恣意性の統制、フォーゲルの鉄道論
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07
構造の概念 — 持続するものの歴史
社会構造・経済構造、構造と出来事、構造の拘束力、構造変動の説明
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08
ブローデルの三層の時間 — 長期・中期・短期
地理的時間、社会的時間、個人の時間、重層的時間論、時間の複数性
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09
長期持続 — ロングデュレの視座
ほとんど動かない歴史、環境と文明の枠組み、緩慢な変化の可視化、長期史の復権
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10
コンジョンクチュール — 局面と循環
経済循環、価格史、中期的波動、コンドラチェフ波、局面分析の方法
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11
出来事史 — 事件の時間とその復権
エヴェヌマン、政治的事件、アナールの事件史批判、出来事の回帰、ドッスの議論
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12
主体性と構造 — エージェンシー問題
行為者の選択と構造的制約、ギデンズの構造化理論、二元論の克服、歴史における自由
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13
個人の役割 — 英雄史観とその批判
カーライルの英雄崇拝、偉人史観、トルストイの反英雄史観、指導者と状況
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14
集合的主体 — 階級・民族・世代・群衆
集団を主語とする叙述の問題、方法論的個人主義と全体論、集合行為の説明
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15
意図せざる結果 — 行為と帰結の乖離
マートンの意図せざる結果、合成の誤謬、見えざる手、歴史の皮肉、逆機能
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16
歴史の法則性 — 一般化は可能か
歴史法則の探求と挫折、ポパーの歴史主義批判、傾向と法則、一般化の水準
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17
覆い法則モデル — ヘンペルの歴史説明論
包摂法則による説明、説明スケッチ、法則定立的説明への批判、歴史学の反応
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18
説明と理解 — 二つの認識様式
エアクレーレンとフェアシュテーエン、ドロイゼン、ディルタイ、解釈学的伝統
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19
解釈学的循環 — 部分と全体の往復
テクスト解釈の循環構造、先入見の役割、ガダマーの地平融合、歴史理解への適用
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20
ナラティヴ — 物語としての歴史叙述
筋立て、始まりと終わりの設定、物語文、ダントーの物語文分析、叙述の認識機能
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ホワイトのメタヒストリー — 筋立ての詩学
ロマンス・悲劇・喜劇・風刺、比喩の四類型、歴史叙述の修辞分析、実在との緊張
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22
リクールの時間と物語 — 生きられる時間の再形象化
ミメーシスの三段階、物語的アイデンティティ、歴史と虚構の交叉、時間経験の構成
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23
コンテクスト — 文脈の中の出来事
時代状況への位置づけ、テクストとコンテクスト、文脈主義、文脈の再構成の方法
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24
時代精神 — ツァイトガイストの功罪
時代の共通感覚、ヘーゲル的起源、時代精神による説明の循環論法の危険、慎重な用法
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25
時代区分の論理 — 歴史を切り分ける
区分の基準、画期の設定、時代のラベルの遂行性、地域間のずれ、区分の相対性
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26
連続と断絶 — 変化の描き方
継続性テーゼ、断絶の強調、フーコーの言説の断絶、漸進と急変、連続の中の変化
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27
転換点 — 画期の認定とその修辞
ターニングポイント、分水嶺の比喩、転換点の遡及的構成、画期をめぐる論争
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危機の概念 — 転換の触媒
17世紀の全般的危機論争、危機の診断と叙述、コゼレックの危機概念史
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29
革命の概念 — 断絶の極限形態
政治革命と社会革命、革命の比較研究、革命概念の近代性、革命史学の系譜
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進化と発展 — 方向づけられた変化の観念
単系進化論、発展段階、目的論の危険、多系的発展、発展概念の批判的検討
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31
近代化 — 概念とその批判
近代化論、伝統と近代の二分法、複数の近代、近代性の再検討、西欧中心性批判
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32
移行論 — 体制間の転換をどう説明するか
封建制から資本主義への移行論争、ドッブ=スウィージー論争、ブレナー論争
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33
衰退と没落 — 下降の物語
ローマ帝国衰亡論、衰退のトポス、衰退概念の価値負荷、衰退か変容か
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34
停滞論とその批判 — 変化なき社会という神話
アジア的停滞論、オリエンタリズム的停滞像、停滞概念の政治性、内発的発展論
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中心と周縁 — 空間的な説明図式
コア・ペリフェリー、辺境論、周縁からの視点、中心性の歴史的構築
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世界システム論 — 一体としての近代世界
ウォーラーステイン、中核・半周辺・周辺、長期の16世紀、システム論的歴史把握
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経路依存性 — 過去が現在を縛る仕組み
ロックイン、収穫逓増、臨界点、QWERTY、歴史的制度論における経路依存
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決定的岐路 — クリティカル・ジャンクチャー
制度形成の分岐点、選択の窓、遺産としての制度、比較政治史への応用
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構造と出来事の弁証法 — サーリンズの構造史
構造の実践的再生産、クック船長の死、文化的カテゴリーの再編、出来事の構造化
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経験空間と期待地平 — コゼレックの歴史的時間論
過去把持と未来投企、近代における時間の加速、概念史と時間層、鞍部時代
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概念史 — 言葉の歴史から時代を読む
ベグリフスゲシヒテ、基本概念の変遷、意味論的闘争、コゼレックの方法
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42
言説と権力 — フーコーの歴史学
言説編成、知と権力、規律権力、生権力、統治性、考古学と系譜学
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43
系譜学的方法 — 起源ではなく由来を問う
ニーチェ的系譜学、出自と発生、現在の偶然性の暴露、目的論の解体
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イデオロギーと歴史記述 — 立場性の自覚
支配的観念、イデオロギー批判、歴史叙述の政治性、中立性の限界と規律
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45
表象の概念 — 現実の構成としての表象
シャルチエの表象史、社会的表象、表象と実践、表象をめぐる闘争
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46
心性 — マンタリテの歴史
集合心性、無意識の前提、ル・ゴフとデュビー、アリエスの死生観研究、心性史の方法
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47
ハビトゥスと実践 — ブルデュー理論の歴史学的応用
身体化された性向、界と資本、実践論的転回、構造と行為の媒介項
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厚い記述 — ギアツと文化の解釈
意味の網としての文化、闘鶏の解釈、文化の読解、歴史人類学への影響
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49
儀礼と象徴の読解 — 政治文化の歴史学
王権儀礼、象徴的権力、儀礼の遂行性、祝祭と秩序、シャリヴァリの解釈
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50
ジェンダー — 歴史分析の有効なカテゴリー
スコットの提起、性差の知の構築、ジェンダー化された概念、権力の意味づけ
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51
人種とエスニシティ — 構築される差異
人種概念の歴史性、科学的人種主義の系譜、エスニシティの状況性、差異の政治
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52
階級 — 構造か経験か
マルクスの階級論、トムスンの階級形成論、経験としての階級、言語論的階級批判
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53
国民と国民国家 — 想像の共同体
アンダーソン、ゲルナーのナショナリズム論、伝統の創造、国民の歴史的構築性
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54
アイデンティティ — 歴史的カテゴリーとしての自己
集合的アイデンティティ、本質主義批判、ブルーベイカーの概念批判、帰属の政治
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55
世代 — 時間を共有する集団
マンハイムの世代論、世代経験、世代交代と変動、世代概念の分析的利用
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56
公共圏 — ハーバーマスと市民的公共性
コーヒーハウスと世論、文芸的公共圏、構造転換、公共圏概念の歴史学的検証
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57
市民社会 — 概念の歴史と分析的利用
国家と社会の分離、アソシエーション、市民社会論の復権、非西欧への適用問題
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58
権力の概念 — 強制から関係へ
ウェーバーの支配類型、正統性、権力の関係論的把握、ミクロ権力、権力資源
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59
国家の概念 — 歴史的形成物としての国家
国家形成論、ティリーの戦争と国家、財政軍事国家、国家性の程度、国家の擬人化批判
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60
帝国 — 多様性を統べる政体
帝国の統治原理、間接統治、帝国と国民国家、帝国論的転回、比較帝国史
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61
植民地主義とポストコロニアル — 支配の構造と遺産
植民地近代性、文明化の使命、脱植民地化、サバルタン、知の脱植民地化
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62
資本主義 — 概念と歴史
資本主義の定義論争、商業資本主義と産業資本主義、資本主義の多様性、新しい資本主義史
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63
労働と生産様式 — 経済的土台の概念
生産力と生産関係、労働過程、自由労働と不自由労働、奴隷制と資本主義の関係
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64
市場・交換・贈与 — 経済的関係の諸形態
ポランニーの埋め込み、互酬・再分配・市場交換、モースの贈与論、道徳経済
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65
技術決定論とその批判 — 技術は歴史を動かすか
技術主導の変動論、技術の社会的構成、SCOT、技術と社会の共進化
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66
環境決定論とその批判 — 地理は運命か
ラッツェルと環境決定論、可能論、ダイアモンドをめぐる論争、環境と主体の相互作用
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67
疫病と歴史 — 病原体という歴史的行為者
マクニールの疫病と世界史、黒死病の影響論、コロンブス交換、疫学的説明の位置
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68
気候と歴史 — 気候変動の因果的重み
小氷期と17世紀の危機、気候史料、気候決定論への警戒、気候・社会の媒介機構
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69
人口と歴史 — マルサス的制約と人口転換
人口圧、マルサス・サイクル、人口転換論、人口動態と経済変動の因果
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70
戦争の原因論 — なぜ戦争は起きるのか
開戦原因の分析水準、抑止と安全保障のジレンマ、第一次大戦開戦論争、偶発と計画
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71
大分岐論争 — 比較史における因果分析
ポメランツ、東西の経済格差の起源、石炭と新大陸、比較単位の選択、応答と反批判
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72
産業革命の原因論争 — 複合的因果の事例
技術・制度・資源・文化の諸説、勤勉革命、高賃金経済説、漸進説と断絶説
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73
ローマ帝国衰亡論争 — 古典的問いの現在
ギボン以来の諸説、転形論と衰亡論、環境・疫病要因の再評価、複数原因の統合
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74
フランス革命の解釈論争 — 修正主義の衝撃
正統派マルクス主義解釈、フュレの修正、政治文化論的転回、革命像の変遷
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75
明治維新の解釈論争 — 変革の性格規定
講座派と労農派、絶対主義論争、維新の世界史的位置、近年の維新史再考
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計量と因果推論 — クリオメトリクスの方法
計量経済史、自然実験、操作変数、差の差分析、数量的因果推論の可能性と限界
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77
分析的物語 — 合理的選択と歴史
ゲーム理論の歴史適用、アナリティック・ナラティヴズ、制度の均衡分析、批判と応酬
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78
複雑系と歴史 — 非線形の歴史像
創発、自己組織化、初期条件敏感性、カオスと予測不能性、複雑適応系としての社会
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79
スケールの問題 — マクロとミクロの往復
分析の縮尺、ミクロストリアの例外的正常、グローバルとローカル、スケールの接続
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ミクロヒストリーの論理 — 小さきものから大きな問いへ
ギンズブルグの糸と痕跡、レヴィの継承戦略分析、名前の科学、縮尺変更の効果
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81
空間論的転回 — 歴史学と空間
ルフェーヴルの空間の生産、場所と空間、空間の歴史的構築、地図と権力
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82
ネットワーク — 関係の束として見る歴史
社会ネットワーク分析、結節点と媒介、交易網・書簡網、関係論的歴史把握
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83
制度 — ルールの持続と変化
制度の定義、公式・非公式制度、制度変化の理論、漸進的変化の類型、制度と行為
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84
時間の加速 — 近代的時間経験
コゼレックの加速テーゼ、ローザの社会的加速論、速度の歴史、時間規律
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85
記憶と歴史の緊張 — 想起がもたらす別の過去
生きられた記憶と書かれた歴史、証言の地位、記憶の政治と歴史家の裁定
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86
歴史の効用と濫用 — 教訓・類推・動員
歴史の教訓論、アナロジーの危険、ミュンヘンの教訓、政治による歴史動員の批判
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87
アナクロニズム — 時代錯誤という大罪
現在の概念の過去への投影、時代錯誤の諸形態、統制されたアナクロニズムの提案
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88
目的論の問題 — 結末から書く誘惑
勝者の歴史、遡及的必然化、ホイッグ的叙述、開かれた過去の復元
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89
現在主義と歴史的距離 — 過去の他者性
過去は異国、現在の関心と過去の自律、距離の倫理、他者としての過去への敬意
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歴史における証拠 — 痕跡から事実への推論
証拠の概念、痕跡のパラダイム、証言と物証、蓋然的推論、証拠の重み付け
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91
事実・真実・客観性 — 歴史認識論の基本問題
歴史的事実の構成性、対応説と整合説、間主観的検証、実在論と構築主義の調停
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92
歴史叙述の倫理 — 表象の限界
ホロコースト表象の限界論争、フリードレンダー、犠牲者への責任、叙述の節度
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93
グローバル・ヒストリーの概念装置 — 接続と比較
コネクション、循環、絡み合い、比較の単位、ユーラシア的視点、地方化の戦略
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94
人新世と歴史概念 — 人類史と地球史の融合
チャクラバルティの気候の歴史学、種の歴史、自然と人間の二分法の動揺
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95
モデルと理念型 — 抽象による把握
ウェーバーの理念型、モデルの単純化と有用性、封建制モデル、抽象と個別の緊張
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96
翻訳と概念移転 — 概念は国境を越えるか
翻訳語の成立、概念の移転と変容、文化翻訳、非西欧史への西欧概念適用の問題
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97
歴史意識 — 過去への向き合い方の類型
リューゼンの歴史意識類型、伝統的・範例的・批判的・発生的、歴史意識の形成
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98
歴史理論の現在 — 概念をめぐる論争の地平
ポスト物語論の理論状況、実在への回帰、思弁的転回、歴史理論の役割の再定義
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99
歴史記述の基本概念(因果・構造・偶然) — 退避・古典資料archive
旧版教材、歴史的論文、廃止手法のアーカイブなど、現行分類から退避した資料の保管区分