W 12.23

イスラム史・中東史

100 区画
  1. 00

    イスラム史・中東史 — 概要

    ムハンマドの召命と初期イスラム共同体から、正統カリフ・ウマイヤ朝・アッバース朝、諸王朝の展開、オスマン・サファヴィー・ムガルの三帝国、近現代中東の変動までを見渡す入門ガイド

  2. 01

    イスラム前夜のアラビア — ジャーヒリーヤの世界

    アラビア半島の部族社会、メッカとカーバ聖殿、隊商交易、ビザンツとササン朝の狭間、ラフム朝とガッサーン朝、アラブ詩の伝統

  3. 02

    ムハンマドと啓示 — イスラムの誕生

    ヒラー山の啓示、メッカ期の布教と迫害、ヒジュラ(聖遷)、メディナ憲章、ウンマの形成、メッカ征服、預言者の死

  4. 03

    クルアーン — 啓典の成立と構造

    啓示の収集とウスマーン版の編纂、メッカ啓示とメディナ啓示、スーラの構成、読誦と暗誦、クルアーン解釈学タフスィール

  5. 04

    正統カリフ時代 — 共同体の指導権

    アブー・バクルとリッダ戦争、ウマルの征服と軍営都市、ウスマーン暗殺、アリーと第一次内乱フィトナ、カリフ制の起源論

  6. 05

    初期イスラムの大征服 — 帝国への急拡大

    ヤルムークの戦い、カーディシーヤの戦い、ササン朝の滅亡、エジプト・シリア征服、征服の要因論、ミスル(軍営都市)

  7. 06

    ウマイヤ朝 — ダマスクスのカリフ国

    ムアーウィヤ、世襲カリフ制、カルバラーの悲劇、アブドゥルマリクの行政アラビア語化、岩のドーム、マワーリー問題

  8. 07

    アッバース革命 — 王朝交代の社会運動

    ホラーサーンの蜂起、アブー・ムスリム、ハーシム家の大義、革命の性格論争、非アラブ改宗者の地位向上

  9. 08

    アッバース朝の最盛期 — バグダードの世紀

    円城都市バグダード建設、ハールーン・アッラシード、マアムーンと知恵の館、官僚制とワズィール、バルマク家、カリフ権の性格

  10. 09

    スンナ派とシーア派 — 分岐の歴史

    アリー派の形成、イマーム論、十二イマーム派、イスマーイール派、ザイド派、スンナ派の共同体主義、分岐の政治的起源

  11. 10

    ハディースとイスラム法学 — シャリーアの形成

    ハディースの収集と真正性批判、六書、法学派(ハナフィー・マーリク・シャーフィイー・ハンバル)、イジュティハードとキヤース

  12. 11

    イスラム神学と哲学 — 理性と啓示のあいだ

    ムウタズィラ派、アシュアリー派、ファルサファ、キンディー、ファーラービー、イブン・スィーナー、ガザーリーの哲学批判

  13. 12

    イスラム科学の黄金時代 — 知恵の館の遺産

    ギリシア語文献のアラビア語翻訳、フワーリズミーと代数学、天文表と観測所、光学のイブン・ハイサム、医学と病院、製紙法の伝播

  14. 13

    スーフィズム — イスラム神秘主義の展開

    禁欲主義から神秘主義へ、ハッラージュ、ガザーリーによる総合、タリーカ(教団)の形成、イブン・アラビーの存在一性論、聖者崇敬

  15. 14

    アッバース朝の分権化 — 諸王朝の自立

    ターヒル朝、サッファール朝、サーマーン朝、軍事奴隷マムルークの台頭、ブワイフ朝のバグダード入城、大アミール制

  16. 15

    ファーティマ朝 — イスマーイール派のカリフ国

    北アフリカでの建国、カイロ建設、アズハル学院、ダアワ(宣教)網、ハーキムとドゥルーズ派、対アッバース対抗カリフ

  17. 16

    後ウマイヤ朝とアンダルス — 西方イスラム世界

    コルドバのカリフ国、アブドゥッラフマーン3世、コルドバの大モスク、タイファ諸国、ムラービト朝とムワッヒド朝、イベリアの学術

  18. 17

    セルジューク朝 — トルコ系王朝の登場

    オグズ族の移動、トゥグリル・ベクのバグダード入城、スルタン制、ニザーム・アルムルクとニザーミーヤ学院、マンジケルトの戦い、イクター制

  19. 18

    十字軍とイスラム世界 — 対抗と共存

    エルサレム陥落の衝撃、ザンギー朝、サラディンとヒッティーンの戦い、アイユーブ朝、ジハード理念の再活性化、フランク人との交渉

  20. 19

    モンゴルの衝撃 — バグダード陥落

    チンギス・ハンのホラズム征服、フレグの西征、1258年アッバース朝滅亡、イルハン朝、ガザン・ハンの改宗、モンゴル支配の再評価

  21. 20

    マムルーク朝 — 奴隷軍人の王国

    アイン・ジャールートの戦い、バイバルス、軍事奴隷制度の再生産、カイロの繁栄、カーリミー商人、オスマン朝による征服

  22. 21

    イスラム世界の都市 — モスクとスークの空間

    金曜モスクと都市の資格、スーク・バザールの構造、ハンマーム、キャラバンサライ、街区と共同体、イスラム都市論とその批判

  23. 22

    ワクフ制度 — 寄進が支える公共

    宗教寄進の法理、モスク・マドラサ・病院の維持、家族ワクフ、都市インフラとワクフ、ワクフ文書の史料価値、近代の国有化

  24. 23

    イスラムの商業と交易網 — ムスリム商人の海と陸

    インド洋交易、ダウ船と季節風、シルクロードとサーマーン朝、サハラ縦断交易と金、小切手と為替の商業技術、商人と法

  25. 24

    イブン・ハルドゥーンと歴史理論 — アサビーヤの循環

    歴史序説、アサビーヤ(連帯意識)、王朝興亡の周期論、遊牧民と定住民、社会科学の先駆的方法、後世の再発見

  26. 25

    旅するムスリム — イブン・バットゥータの世界

    三大陸周遊記、巡礼と学問の旅、ウラマー・ネットワーク、旅行記史料の検証、イスラム世界の一体性、ダール・アルイスラーム

  27. 26

    ティムール朝 — 中央アジアの覇者

    ティムールの征服、アンカラの戦い、サマルカンドの繁栄、ウルグ・ベクの天文台、ティムール朝ルネサンス、ヘラートの文化

  28. 27

    オスマン朝の成立と拡大 — 辺境侯国から帝国へ

    オスマン・ベイ、バルカン進出、イェニチェリとデヴシルメ、バヤジット1世、メフメト2世のコンスタンティノープル征服

  29. 28

    スレイマン1世とオスマン帝国の最盛期 — 壮麗王の世紀

    ハンガリー征服とウィーン包囲、地中海の制海権、カーヌーン(世俗法)の整備、ミッレト制、大宰相府、ミマール・スィナンの建築

  30. 29

    オスマン帝国の統治機構 — スルタンと官僚

    ティマール制、デヴシルメと奴隷官僚、ウラマー機構とシェイヒュルイスラム、州県制、カピチュレーション、ハレムと王位継承

  31. 30

    サファヴィー朝 — シーア派国家イラン

    イスマーイール1世、キジルバシュ、十二イマーム派の国教化、アッバース1世とイスファハーン、絨毯と絹の経済、ウラマーの成長

  32. 31

    ムガル帝国 — インドのイスラム王朝

    バーブルの建国、アクバルの融和政策とジズヤ廃止、マンサブダーリー制、タージ・マハル、アウラングゼーブの拡大と動揺

  33. 32

    火薬帝国論 — 三帝国の比較

    オスマン・サファヴィー・ムガルの並立、火器と中央集権、ホジソンの火薬帝国概念、比較帝国論、概念への批判と修正

  34. 33

    インド洋世界のイスラム — 海のネットワーク

    ムスリム商人の東アフリカ・スワヒリ海岸、グジャラートとマラバール、東南アジアへのイスラム伝播、マラッカ王国、香料交易

  35. 34

    アフリカのイスラム — サハラを越えた信仰

    ガーナ・マリ・ソンガイ帝国、マンサ・ムーサの巡礼、トンブクトゥの学術、スワヒリ都市国家、フルベのジハード国家、スーフィー教団の役割

  36. 35

    オスマン帝国の変容 — 17〜18世紀の再編

    イェニチェリの変質、アーヤーン(地方名士)の台頭、チューリップ時代、カルロヴィッツ条約、衰退論から変容論への転回

  37. 36

    ワッハーブ運動 — 復古主義の登場

    イブン・アブドゥルワッハーブ、サウード家との盟約、聖者崇敬批判、第一次サウード王国、オスマンとエジプトによる鎮圧、現代への系譜

  38. 37

    ナポレオンのエジプト遠征 — 近代の衝撃

    1798年の侵攻、エジプト誌と学術調査団、ロゼッタ・ストーン発見、オスマン・英仏の角逐、近代化論の起点としての再検討

  39. 38

    ムハンマド・アリーのエジプト — 富国強兵の実験

    マムルーク殲滅、綿花モノカルチャー化、徴兵制と新式軍、シリア進出と列強の介入、王朝の成立、近代化の光と影

  40. 39

    タンジマート — オスマン帝国の再編改革

    ギュルハネ勅令、法治と臣民平等、ミドハト憲法と第一次立憲制、オスマン主義、行政・教育・軍の近代化、改革の限界

  41. 40

    東方問題 — 列強とオスマン帝国

    ギリシア独立戦争、クリミア戦争、露土戦争とベルリン会議、バルカン諸国の独立、オスマン債務管理局、瀕死の病人という言説

  42. 41

    イスラム改革思想 — 近代との格闘

    アフガーニーの汎イスラム主義、ムハンマド・アブドゥフ、ラシード・リダー、サラフィーヤ、イジュティハードの再開、西洋近代への応答

  43. 42

    アラブ・ナショナリズムの誕生 — ナフダの時代

    アラビア語文芸復興ナフダ、シリア・レバノンの知識人、青年トルコ革命の影響、アラブ主義とオスマン主義の相克、秘密結社

  44. 43

    第一次世界大戦と中東分割 — 三枚舌外交

    フサイン・マクマホン往復書簡、サイクス・ピコ協定、バルフォア宣言、アラブ反乱、オスマン帝国の参戦と敗北、委任統治の設計

  45. 44

    オスマン帝国の解体とトルコ共和国 — ケマル主義

    セーヴル条約、ムスタファ・ケマルと祖国解放戦争、ローザンヌ条約、カリフ制廃止、世俗主義六本の矢、文字改革、住民交換

  46. 45

    委任統治期の中東 — 国境線の人工性

    イラク・シリア・レバノン・トランスヨルダン・パレスチナの委任統治、ハーシム家の王国、少数派政策、反乱と独立運動

  47. 46

    パレスチナ問題の起源 — 二つの民族運動

    シオニズムとユダヤ人移民、アラブ・パレスチナ人の抵抗、1936年の大反乱、ピール分割案、国連分割決議、1948年戦争とナクバ

  48. 47

    イスラエル建国と中東戦争 — 対立の構造化

    第一次中東戦争、スエズ戦争、六日戦争と占領地、ヨム・キプール戦争、キャンプ・デービッド合意、難民問題の恒久化

  49. 48

    エジプト革命とナセル — アラブ社会主義の時代

    自由将校団、スエズ運河国有化、アラブ連合共和国、非同盟運動、アスワン・ハイダム、六日戦争の敗北とナセル主義の黄昏

  50. 49

    バアス党とアラブ共和国 — 世俗ナショナリズムの実験

    バアス主義の理念、シリアとイラクの政権掌握、アサド家の支配、サッダーム・フセイン、軍と党の支配構造、権威主義体制化

  51. 50

    石油と中東 — 資源がつくる政治

    石油利権の歴史、セブン・シスターズ、OPEC結成、1973年石油危機、レンティア国家論、資源の呪い、湾岸産油国の変貌

  52. 51

    サウジアラビアの形成 — ワッハーブ王国の現代

    イブン・サウードの再統一、聖地の守護者、石油とアラムコ、ウラマーと王家の同盟、1979年メッカ占拠事件、近年の社会改革

  53. 52

    イラン立憲革命からパフラヴィー朝へ — 近代イランの模索

    タバコ・ボイコット、1906年立憲革命、レザー・シャーの近代化、モサッデグと石油国有化、1953年クーデタ、白色革命

  54. 53

    イラン・イスラム革命 — 1979年の転換

    ホメイニーと法学者の統治論、革命の連合と分裂、人質事件、イラン・イラク戦争、革命防衛隊、イスラム共和制の制度

  55. 54

    政治的イスラムの展開 — ムスリム同胞団からその後へ

    ハサン・アルバンナー、サイイド・クトゥブ、イスラム主義の思想系譜、各国同胞団の分岐、穏健化と弾圧、ポスト・イスラム主義論

  56. 55

    レバノンとシリアの現代史 — 宗派と内戦

    宗派主義体制、レバノン内戦、シリアの支配とヒズブッラー、ハリーリー暗殺、シリア内戦の展開、難民危機、宗派政治の構造

  57. 56

    湾岸戦争とイラク戦争 — 介入の時代

    イラン・イラク戦争の帰結、クウェート侵攻と多国籍軍、経済制裁の人道的影響、2003年イラク戦争、占領統治の失敗、ISの台頭

  58. 57

    アラブの春 — 2011年の連鎖する民衆蜂起

    チュニジアのジャスミン革命、エジプトのタハリール広場、リビア・イエメン・シリアへの波及、軍と体制の対応、権威主義の再強化

  59. 58

    トルコ現代史 — 世俗主義とイスラムのあいだ

    多党制と軍のクーデタ、エルバカンと福祉党、公正発展党とエルドアン、クルド問題、2016年クーデタ未遂、大統領制への移行

  60. 59

    イスラム経済と金融 — 利子なき金融の実践

    リバー(利子)の禁止、ムラーバハ、ムダーラバ、スクーク(イスラム債)、イスラム銀行の世界的展開、ザカートと再分配、ハラール産業

  61. 60

    イスラムの教育制度 — マドラサとその近代

    クッターブとマドラサ、イジャーザ(免許)制度、アズハルの改革、近代学校との併存、女子教育、現代のイスラム教育論争

  62. 61

    ウラマーの社会史 — 知識人と権力

    ウラマーの養成と階層、カーディーとムフティー、ファトワーの機能、王朝との緊張と協調、家系とネットワーク、近代における地位変化

  63. 62

    イスラム世界の少数派 — ズィンミーと共存

    啓典の民、ジズヤと保護、キリスト教徒・ユダヤ教徒共同体の自治、コプト、アルメニア人、ミッレト制、近代ナショナリズムと少数派問題

  64. 63

    イスラムとジェンダー — 規範と実態の歴史

    クルアーンの婚姻・相続規定、ヴェールの歴史的変遷、オスマン期女性の財産権と法廷利用、近代のフェミニズム、イスラム・フェミニズム

  65. 64

    シーア派世界の展開 — 聖地と学統

    ナジャフとカルバラー、マルジャア・タクリード、ウスール学派とアフバール学派、レバノン・イラク・イランのシーア派政治、アーシューラー

  66. 65

    イスマーイール派とドゥルーズ — 秘教的分派の歴史

    ファーティマ朝後の分裂、ニザール派とアラムート、暗殺教団伝説の批判的検討、現代のアーガー・ハーン、ドゥルーズ共同体

  67. 66

    オスマン帝国の法と裁判 — カーディー法廷の世界

    シャリーアとカーヌーンの二元性、法廷記録スィジルの史料価値、非ムスリムの法廷利用、ファトワー集、19世紀の法典化メジェッレ

  68. 67

    イスラム美術と建築 — モスクから細密画へ

    アラベスクと幾何学文様、書道の諸書体、モスク建築の地域様式、ペルシア細密画、イズニク陶器、偶像回避と図像の実際

  69. 68

    アラビア語とペルシア語の文芸 — 詩と散文の伝統

    アラブ定型詩カスィーダ、千夜一夜物語、フィルダウスィーの王書、ハーフィズとルーミーの詩、オスマン詩、文学語の三層構造

  70. 69

    メッカ巡礼の歴史 — ハッジの制度と経験

    巡礼の儀礼、巡礼路とキャラバン、巡礼都市の経済、スルタンによる巡礼保護、蒸気船と巡礼の大衆化、現代の巡礼管理

  71. 70

    イスラム世界の医学と病院 — 医療制度の先進性

    ラーズィーとイブン・スィーナーの医学、ビーマーリスターン(病院)、薬学と眼科、翻訳による西欧への影響、預言者の医学

  72. 71

    イスラム世界の天文学と数学 — 観測と計算の伝統

    マラーガ観測所、トゥースィー・カップル、ウルグ・ベクの天文表、代数学とアルゴリズム、三角法、キブラ計算、コペルニクスへの影響論争

  73. 72

    中央アジアのイスラム — オアシスと草原の信仰

    ブハラとサマルカンドの学術、ナクシュバンディー教団、ロシア帝国の征服、ソ連の宗教政策、独立後の再イスラム化

  74. 73

    東南アジアのイスラム — 商業と改宗の海域

    マラッカ・アチェ・マタラムのスルタン国、スーフィーと商人による伝播、慣行アダットとの融合、オランダ植民地支配、現代インドネシア

  75. 74

    南アジアのイスラム — デリー・スルタン朝から分離独立へ

    デリー・スルタン朝、インド・イスラム文化、デオバンド学派とアリーガル運動、ムスリム連盟、印パ分離独立、南アジアのムスリム社会

  76. 75

    中国のイスラム — 回民とウイグル

    唐宋期のムスリム来住、元代の色目人、回民の形成と漢語イスラム文献、清朝の新疆支配、回民蜂起、現代の民族政策

  77. 76

    バルカンのイスラム — オスマンの遺産

    改宗とポマク・ボシュニャク、都市のイスラム文化、オスマン撤退と住民移動、ユーゴ解体とボスニア戦争、ヨーロッパの土着ムスリム

  78. 77

    イスラム世界と奴隷制 — 軍事奴隷から家内奴隷まで

    マムルーク・グラーム制度の特異性、サハラ縦断・インド洋奴隷交易、ザンジュの乱、ハレムと宦官、奴隷制廃止の過程

  79. 78

    オスマン社会経済史 — 検地帳が語る帝国

    タフリール検地帳、ティマール制の実態、ギルド(エスナフ)、都市の食糧供給、貨幣と物価、帝国経済の世界経済への編入

  80. 79

    中東の民族問題 — クルド・アルメニア・ベルベル

    クルド人の分断と自治運動、アルメニア人虐殺とその記憶、ベルベル(アマジグ)文化運動、国民国家と非アラブ系民族

  81. 80

    イスラム法の近代化 — シャリーアと国民国家法

    法典化と西欧法の継受、家族法に残るシャリーア、サウジの法制、イスラム法復興運動、立憲主義とシャリーア条項、比較法的視点

  82. 81

    汎イスラム主義とカリフ制廃止後 — ウンマの政治構想

    アブデュルハミト2世の汎イスラム政策、ヒラーファト運動、カリフ制廃止の衝撃、イスラム協力機構、ウンマ意識と国民国家

  83. 82

    中東の冷戦 — 米ソと地域秩序

    バグダード条約機構、アイゼンハワー・ドクトリン、ソ連とアラブ急進派、アフガニスタン侵攻とムジャーヒディーン、冷戦終結の地域的帰結

  84. 83

    イスラム過激主義の系譜 — ジハード主義の形成

    クトゥブ主義、アフガン帰還兵、アルカーイダと9.11、イラク戦争とIS、サラフィー・ジハード主義の思想構造、過激化と脱過激化研究

  85. 84

    パレスチナ現代史 — オスロ以後

    PLOとインティファーダ、オスロ合意、和平プロセスの停滞、ハマースとガザ、入植地問題、二国家解決論の危機、国際法と占領

  86. 85

    湾岸諸国の変貌 — 石油から脱石油へ

    UAE・カタール・クウェートの国家形成、外国人労働者社会、ソブリン・ウェルス・ファンド、ドバイ・モデル、ビジョン2030、カタール外交

  87. 86

    イスラムとヨーロッパ — 移民と共生の現代

    戦後労働移民、二・三世世代のアイデンティティ、ライシテとスカーフ論争、イスラモフォビア、ヨーロッパ・イスラムの模索

  88. 87

    中東の水と環境 — 乾燥地帯の資源政治

    ティグリス・ユーフラテスとナイルのダム紛争、地下水の枯渇、気候変動と農業、砂漠化、水と紛争の連関、再生可能エネルギー転換

  89. 88

    イスラム史の史料 — 年代記から文書へ

    タバリーの歴史、伝記人名録、地理書、ワクフ文書と法廷記録、ゲニザ文書、オスマン文書館、口承と文字の関係、史料批判の方法

  90. 89

    イスラム史研究の歩み — オリエンタリズムを超えて

    西欧東洋学の成立、サイードのオリエンタリズム批判、イスラム世界内部の歴史学、修正主義的初期イスラム研究、グローバル・ヒストリーとの接続

  91. 90

    初期イスラム史の史料論争 — 伝承批判の最前線

    イスナード分析、ワンズブラウとクローンの懐疑論、非ムスリム同時代史料、パピルスと碑文、考古学的証拠、聖典成立年代論

  92. 91

    アンダルスの遺産 — 記憶と神話

    コンビベンシアをめぐる論争、トレド翻訳運動の実像、追放モリスコの行方、アンダルス懐古の文学、現代政治における記憶の利用

  93. 92

    オスマン帝国近代の社会変容 — 新聞・鉄道・都市

    印刷術とオスマン語新聞、ヒジャーズ鉄道、イスタンブルの都市改造、新しい中間層、立憲第二期の政治文化、帝国末期の知識人

  94. 93

    アルメニア人虐殺とセーヴルの記憶 — 帝国解体の暴力

    1915年の強制移送と虐殺、統一と進歩委員会、国際的認知をめぐる政治、否定論との対峙、住民交換とアナトリアの人口変容

  95. 94

    北アフリカ現代史 — マグリブの脱植民地化

    アルジェリア戦争とFLN、モロッコ・チュニジアの独立、ブルギバの世俗改革、アルジェリア内戦、西サハラ問題、マグリブ統合の停滞

  96. 95

    イエメンとオマーン — 半島周縁の歴史

    ザイド派イマーム国、アデンの植民地、南北イエメンの統一と内戦、フーシー派、オマーンのイバード派、インド洋帝国としてのオマーン

  97. 96

    アフガニスタン近現代史 — 帝国の墓場という神話

    英ア戦争とグレート・ゲーム、アマーヌッラーの改革、ソ連侵攻と抵抗、ターリバーン政権、2001年以後の国家建設と撤退、地域大国の角逐

  98. 97

    イスラム世界のメディアと公共圏 — 印刷からSNSへ

    印刷術受容の遅速論争、改革派雑誌アル・マナール、カセット説教、アルジャジーラ、SNSと動員、デジタル時代の宗教権威

  99. 98

    現代イスラム思想 — 伝統と革新の対話

    ファズルル・ラフマーンの再解釈論、アルクーンとジャービリーの遺産批判、世俗主義論争、多元主義と人権、ポスト・イスラム主義の展望

  100. 99

    イスラム史・中東史 — 退避・古典資料archive

    旧版教材、歴史的論文、廃止手法のアーカイブなど、現行分類から退避した資料の保管区分