W 24.38

憲法裁判制度

100 区画
  1. 00

    憲法裁判制度 — 概要

    違憲審査制の仕組みと審査基準、主要な憲法判断の類型、諸外国の憲法裁判所との比較と制度改革の議論を見渡す入門ガイド

  2. 01

    違憲審査制 — 憲法の優位を担保する仕組み

    憲法の最高法規性、法令等が憲法に適合するかの審査、権力分立との関係、民主的正統性をめぐる議論

  3. 02

    付随的違憲審査制 — 具体的事件を前提とする審査

    司法権の行使に付随する審査、事件性の要件、当事者の主張、判断の効力の及ぶ範囲、アメリカ型の系譜

  4. 03

    抽象的違憲審査制 — 事件を離れた法令の審査

    憲法裁判所による法令の審査、提訴権者の限定、一般的効力、ヨーロッパ型の系譜、日本での導入論

  5. 04

    憲法保障 — 憲法秩序を守る諸制度

    違憲審査、硬性憲法、権力分立、公務員の憲法尊重擁護義務、抵抗権と国家緊急権をめぐる議論

  6. 05

    最高裁判所の違憲審査権 — 終審としての判断

    一切の法律命令規則処分が憲法に適合するかの決定、終審裁判所としての地位、大法廷での判断

  7. 06

    下級裁判所の違憲審査 — 各級裁判所の権限

    すべての裁判所が有する審査権、下級審の違憲判断、上訴による是正、判断の統一の必要

  8. 07

    事件性の要件 — 審査の入口

    具体的な争訟の存在、当事者の権利義務への影響、抽象的な法令の当否の主張の排斥、訴訟要件との関係

  9. 08

    警察予備隊違憲訴訟 — 抽象的審査を否定した先例

    警察予備隊違憲訴訟、具体的事件を離れた審査の否定、最高裁の判断、付随的審査制の確認とその後の影響

  10. 09

    統治行為論 — 高度の政治性を有する行為

    司法審査の対象から外れるとされる行為、その根拠と限界、他の司法自制の法理との関係、批判的検討

  11. 10

    立法裁量 — 立法府の判断の尊重

    政策的判断の余地、著しく不合理であることが明白な場合の統制、社会権をめぐる審査、裁量の広狭

  12. 11

    法令違憲と適用違憲 — 違憲判断の二つの形

    法令そのものを違憲とする判断、当該事件への適用のみを違憲とする判断、判断の選択と効果の違い

  13. 12

    違憲判決の効力 — 個別的効力説と一般的効力説

    当該事件限りで適用を排除する考え方、法令が一般に効力を失うとする考え方、実務上の取扱い、国会の対応

  14. 13

    将来に向けた違憲判断 — 効果を先送りする手法

    違憲状態の宣言、相当期間内の是正の要請、遡及効の制限、法的安定性との調整、比較法上の例

  15. 14

    事情判決の法理 — 違法を宣言しつつ請求を棄却

    選挙訴訟における適用、公の利益への著しい障害、主文における違法の宣言、法理の準用をめぐる議論

  16. 15

    議員定数不均衡訴訟 — 投票価値の平等を問う訴訟

    選挙無効訴訟としての提起、較差の程度、合理的期間、違憲状態と違憲の区別、是正の経緯

  17. 16

    選挙制度と司法審査 — 民主政の基盤への統制

    選挙区割り、選挙運動の規制、在外投票、選挙権の制限に対する厳格な審査、立法裁量との緊張

  18. 17

    在外国民の選挙権 — 権利行使の機会の保障

    国外に居住する国民の投票、立法不作為の違憲判断、国家賠償の認容、その後の制度改正

  19. 18

    国籍と平等 — 国籍法をめぐる憲法判断

    準正要件をめぐる区別、立法目的と手段の合理的関連性、違憲判断の効果、法改正による是正

  20. 19

    家族法と平等 — 相続をめぐる憲法判断

    婚外子の相続分に関する規定への違憲決定、社会状況の変化の考慮、遡及的効力の限定、法改正

  21. 20

    婚姻に関する規定と憲法 — 期間や氏をめぐる判断

    再婚禁止期間に関する違憲判断、夫婦同氏をめぐる裁判、立法裁量の範囲、社会の変化と司法

  22. 21

    性別と法 — 変わりゆく制度への憲法判断

    性別の取扱いの変更をめぐる要件、身体への侵襲を伴う要件の憲法適合性、人格的利益、立法への影響

  23. 22

    尊属殺重罰規定 — 刑罰の均衡をめぐる判断

    普通殺との法定刑の較差、目的と手段の均衡、平等原則違反の判断、規定の削除に至る経緯

  24. 23

    財産権の制限と憲法 — 共有林分割をめぐる判断

    森林法の分割制限規定に対する違憲判断、立法目的と規制手段の合理性、財産権の内容形成

  25. 24

    職業の自由と規制 — 距離制限をめぐる判断

    薬局の適正配置規制に対する違憲判断、消極目的規制と積極目的規制の区別、必要性と合理性の審査

  26. 25

    国の責任と免責規定 — 郵便法をめぐる判断

    損害賠償責任を免除し制限する規定への違憲判断、国家賠償を受ける権利、立法裁量の限界

  27. 26

    政教分離 — 国家と宗教の分離をめぐる審査

    玉串料の公金支出をめぐる判断、市有地の神社への提供をめぐる判断、総合的な考慮、地域の慣行

  28. 27

    政教分離の判断枠組み — 目的と効果による審査

    行為の目的と効果に着目する審査、宗教的活動の意義、社会通念、事案ごとの総合判断への展開

  29. 28

    信教の自由 — 個人の信仰と一般的義務の衝突

    剣道実技の履修拒否をめぐる判断、代替措置の可否、退学処分の裁量、宗教的中立性との調整

  30. 29

    表現の自由と検閲の禁止 — 事前の抑制

    検閲の意義、税関検査や教科書検定をめぐる判断、事前抑制の原則的禁止、出版差止めの要件

  31. 30

    明確性の原則 — 規制の輪郭を求める要請

    通常の判断能力を有する一般人の理解、萎縮効果、不明確ゆえに無効の法理、限定解釈による救済

  32. 31

    過度の広汎性 — 規制範囲の広さへの統制

    保護されるべき表現まで捉える規制、文面上の無効、適用の場面での限定、第三者の権利の主張

  33. 32

    二重の基準論 — 権利の性質に応じた審査

    精神的自由と経済的自由の区別、民主政の過程による回復可能性、司法審査の密度、批判と修正

  34. 33

    違憲審査基準 — 厳格審査から合理性の基準まで

    厳格審査、中間審査、合理性の基準、目的の重要性と手段の関連性、審査基準の選択の根拠

  35. 34

    目的手段審査 — 立法の合理性の検討

    立法目的の正当性、目的と手段の関連性、より制限的でない他の選びうる手段、過剰包摂と過小包摂

  36. 35

    比例原則 — 権利制限の限度を測る物差し

    適合性、必要性、狭義の比例性、利益衡量の構造、ドイツ法の影響、日本の判例における現れ

  37. 36

    規制目的二分論 — 経済的自由の審査枠組み

    消極的な警察目的の規制と積極的な社会経済政策の規制、審査密度の違い、二分論の限界

  38. 37

    財産権と損失補償 — 制限に対する補償の要否

    特別の犠牲、内在的制約との区別、補償規定を欠く法令の合憲性、憲法に基づく直接請求の可否

  39. 38

    平等原則 — 合理的な区別と不合理な差別

    法の下の平等、列挙事由の意味、区別の目的と手段の合理性、間接差別、実質的平等の要請

  40. 39

    幸福追求権 — 明示されない権利の根拠

    人格的利益説と一般的自由説、プライバシー、名誉、自己情報のコントロール、新しい権利の承認

  41. 40

    自己決定権 — 個人の生き方をめぐる自由

    医療における同意、身体への侵襲の拒否、生活様式の選択、パターナリズムによる制約の限界

  42. 41

    生存権 — 健康で文化的な最低限度の生活

    生活保護基準をめぐる訴訟、社会保障制度における併給調整、立法裁量、司法審査の在り方

  43. 42

    生存権の法的性格 — 学説の展開

    プログラム規定説、抽象的権利説、具体的権利説、法律による具体化、裁判規範性をめぐる議論

  44. 43

    教育を受ける権利 — 学習権と教育内容

    教育の機会均等、義務教育の無償、教育内容の決定権の所在、教科書検定、学習指導要領の位置づけ

  45. 44

    労働基本権 — 団結権と争議権の保障

    公務員の労働基本権の制限、代償措置、制限の合憲性をめぐる判例の変遷、国際労働基準との関係

  46. 45

    適正手続 — 刑事手続における憲法上の保障

    告知と弁解と防御の機会、第三者所有物の没収をめぐる判断、手続的保障の及ぶ範囲と程度

  47. 46

    行政手続と憲法 — 刑事以外の場面への適用

    行政上の強制と令状主義、税務調査をめぐる判断、告知聴聞の要否、行政手続法による具体化

  48. 47

    刑事被告人の権利 — 公正な裁判を支える保障

    迅速な公開裁判、証人審問権、弁護人依頼権、自己負罪拒否特権、自白法則、二重の危険の禁止

  49. 48

    国家賠償と憲法 — 権利救済の回路

    公権力の行使の違法、憲法上の権利侵害と賠償、立法行為や司法行為の違法性、救済の実効性

  50. 49

    立法不作為 — 法律を作らないことの違憲性

    立法義務の存否、明白性、相当期間の経過、国家賠償による救済、在外投票をめぐる判断

  51. 50

    憲法訴訟の当事者 — 誰が主張できるか

    自己の権利侵害の主張、第三者の権利の援用の可否、団体による訴訟、原告適格と憲法主張の関係

  52. 51

    憲法判断の回避 — 判断しないという選択

    法律問題での解決の優先、憲法判断を避ける準則、必要性の判断、司法消極主義との関係

  53. 52

    合憲限定解釈 — 解釈による救済

    違憲となる部分を除いた解釈、限定解釈の限界、立法者意思との乖離、明確性の要請との緊張

  54. 53

    憲法適合的解釈 — 憲法に沿った法解釈

    法令の解釈における憲法価値の反映、私法規定の解釈への影響、解釈の限界、立法との役割分担

  55. 54

    判例変更 — 先例を改める手続

    大法廷への回付、憲法判断の変更、社会状況の変化の考慮、法的安定性と具体的正義の調和

  56. 55

    個別意見 — 補足意見と意見と反対意見

    裁判官が付す意見の類型、多数意見との関係、将来の判例への影響、議論の可視化と説得力

  57. 56

    最高裁判所調査官 — 審理を支える専門スタッフ

    事件の調査と報告、判例の整理、意見の形成過程での役割、匿名性、影響力をめぐる議論

  58. 57

    憲法訴訟の弁護活動 — 憲法上の主張の組立て

    主張の選択、事実の掘り起こし、専門家の意見、社会的な発信、訴訟戦略と依頼者の利益

  59. 58

    学説と憲法判例 — 学問が果たす役割

    判例批評、理論枠組みの提供、意見書の提出、裁判官による引用、学説と実務の相互作用

  60. 59

    立法事実の審査 — 事実に基づく合憲性判断

    規制を支える社会的事実、統計や調査結果、事実の変化と判断の変更、裁判所の事実認定能力

  61. 60

    社会科学的資料の活用 — 事実を示す書面

    統計や実証研究を援用する主張書面、専門家の意見書、資料の信頼性の吟味、裁判官の評価

  62. 61

    プライバシーと情報化 — 新たな憲法問題

    個人情報の収集と管理、住民基本台帳ネットワークをめぐる判断、顔認識技術、監視と自由の均衡

  63. 62

    集会と結社の自由 — 公共の場をめぐる判断

    公の施設の利用拒否、集会の自由の制限の要件、明白かつ現在の危険、団体規制と結社の自由

  64. 63

    ドイツ連邦憲法裁判所 — 抽象的審査の代表例

    抽象的規範統制、具体的規範統制、機関争訟、連邦と州の争い、裁判官の選出、判決の効力

  65. 64

    憲法異議 — 個人が直接申し立てる制度

    公権力による基本権侵害の主張、補充性、受理手続、大量の申立てへの対応、救済の実効性

  66. 65

    オーストリア型 — 憲法裁判所モデルの原型

    集中型審査の構想、法令の一般的無効の宣言、専門裁判所としての位置、ヨーロッパ諸国への影響

  67. 66

    フランス憲法院 — 事前審査から事後審査へ

    法律の公布前の審査、優先的憲法問題による事後審査、付託権者、裁判所からの移送、判断の効力

  68. 67

    韓国憲法裁判所 — 活発な憲法判断

    違憲法律審判、憲法訴願、権限争議、弾劾審判、政党解散、憲法不合致決定という判断手法

  69. 68

    台湾の憲法審査 — 憲法法廷による判断

    大法官による解釈から憲法法廷への移行、法令の審査、裁判に対する憲法審査、判決の形式

  70. 69

    アメリカの司法審査 — 判例から生まれた制度

    マーベリー対マディソン事件、憲法の最高法規性、司法の役割、憲法解釈をめぐる方法論の対立

  71. 70

    裁量上訴 — 上告受理の選別

    サーシオレイライの許可、事件選別の基準、下級審の判断の分裂、審理件数の限定、争点の設定

  72. 71

    法廷助言書 — 第三者による意見の提出

    アミカス・ブリーフの提出、利害関係団体の関与、事実と政策情報の提供、判決への影響

  73. 72

    最高裁裁判官の任命と政治 — 選任をめぐる論点

    任命の手続、上院による承認、終身の任期、判事の構成と判断傾向、司法の政治化をめぐる議論

  74. 73

    イギリスの憲法保障 — 議会主権のもとで

    成文憲法典の不存在、議会主権、人権法による権利保障、裁判所の解釈義務、司法の役割の変化

  75. 74

    不適合宣言 — 法律を無効としない救済

    人権条約に適合しない旨の宣言、法律の効力の維持、政府と議会による是正、対話型の司法審査

  76. 75

    カナダの権利保障 — 憲章と適用除外

    権利自由憲章、合理的制約条項、適用除外条項、立法府と裁判所の対話、比例原則の運用

  77. 76

    憲法裁判の比較 — 制度設計の選択肢

    集中型と分散型、事前審査と事後審査、提訴権者の範囲、判決の効力、裁判官の選任方法

  78. 77

    国際人権条約と国内裁判 — 条約を援用する主張

    条約の国内的効力、直接適用の可否、解釈指針としての援用、条約機関が示す見解の参照

  79. 78

    条約と憲法の関係 — 効力の序列

    条約の国内法上の地位、憲法優位説と条約優位説、条約に対する違憲審査の可否、実務の状況

  80. 79

    憲法改正の限界 — 改正できない内容

    改正手続の枠内における限界、基本原理の不可変更性をめぐる議論、比較法上の永久条項

  81. 80

    憲法改正国民投票 — 主権者による最終決定

    国民投票の対象と方式、投票年齢、最低投票率をめぐる議論、広報協議会、投票運動の規制

  82. 81

    憲法審査会の審議 — 国会における憲法論議

    調査事項の設定、参考人質疑、海外調査、改正原案の審査、幹事会運営、報告書の取りまとめ

  83. 82

    緊急事態と憲法 — 危機における統治

    緊急事態条項をめぐる議論、既存の法律による対応、権利制限の限度、国会機能の維持と統制

  84. 83

    政府の憲法解釈 — 有権解釈をめぐる論点

    解釈の一貫性、解釈変更の手続と説明責任、法的安定性、国会での議論、司法審査との関係

  85. 84

    内閣法制局の役割 — 法律案審査と憲法解釈

    法案の憲法適合性の審査、意見事務、長官による答弁、過去の解釈の蓄積、政治との距離

  86. 85

    安全保障と憲法 — 武力行使をめぐる論点

    戦争の放棄、戦力の不保持、自衛のための実力、集団的自衛権をめぐる解釈、法整備の経緯

  87. 86

    安全保障をめぐる裁判 — 司法の対応

    砂川事件や長沼事件、統治行為論、訴えの利益の判断、司法審査の及ぶ範囲、憲法判断の回避

  88. 87

    地方自治と憲法 — 自治の保障をめぐる訴訟

    地方自治の本旨、条例制定権の範囲、国の関与をめぐる争い、住民の権利、法定受託事務との関係

  89. 88

    私人間効力 — 憲法は私人の間に及ぶか

    直接適用説と間接適用説と無適用説、三菱樹脂事件、私的自治との調整、判例が採る立場

  90. 89

    間接適用 — 私法の一般条項を通じた実現

    公序良俗や不法行為の解釈への憲法価値の反映、企業の採用の自由、労働関係での適用、限界

  91. 90

    国家の保護義務 — 作為による権利の実現

    私人による侵害からの保護、立法と行政の作為義務、生命や身体の保護、義務違反の司法統制

  92. 91

    制度的保障 — 制度を通じた権利の保護

    地方自治や大学の自治や私有財産制、核心の保障、通常の立法による形成、概念への批判

  93. 92

    憲法尊重擁護義務 — 公務員に課された義務

    天皇や国務大臣や国会議員や裁判官その他の公務員、義務の性質、国民への適用の有無の議論

  94. 93

    憲法教育 — 市民が憲法を学ぶ

    学校教育における憲法の学習、判例を用いた授業、模擬憲法裁判、主権者としての理解の形成

  95. 94

    憲法判例の読み方 — 判決を分析する技法

    事案の把握、争点の抽出、判断枠組みの特定、判決理由と傍論の区別、個別意見の位置づけ

  96. 95

    憲法判断の統計 — 違憲判断の実情

    法令違憲とされた例の数、適用違憲の例、判断の分野的偏り、経年の傾向、比較法的な位置づけ

  97. 96

    司法消極主義と積極主義 — 役割をめぐる評価

    違憲判断の頻度、民主的正統性、少数者の保護、政治部門との関係、評価軸としての限界

  98. 97

    違憲審査の活性化 — 制度改革の議論

    憲法裁判所の設置論、最高裁の負担軽減、憲法部の設置、裁判官の構成、上告制度の見直し

  99. 98

    日本の違憲審査の歩み — 制度の定着と課題

    日本国憲法下での審査権の創設、初期の判例、法令違憲の蓄積、実務の運用、今後の展望

  100. 99

    憲法裁判制度 — 退避・古典資料archive

    旧版教材、歴史的論文、廃止手法のアーカイブなど、現行分類から退避した資料の保管区分